CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2024年12月11日(水)10:00より開催された第46回水曜講義の様子をお届けします。
講師・尾崎和可さんのプロフィール
今回の講師は「頑張る日本女性のヘルスリテラシーを上げて、元気な家庭を増やすこと」を使命に掲げ、腸活スリムデザイナーとして活躍する尾崎和可さんです。
3人のママとして子育て中の尾崎さん。今のスリムな体型からは想像できませんが、実は末のお子さんを出産後に体重が12Kgも増えてしまったそうです。
焦ってダイエットにチャレンジしたものの、何度も失敗したうえに潰瘍性大腸炎を患い、身も心もボロボロになってしまったのだとか。
危機感に駆られた尾崎さんは、食生活や生活習慣を見直すために、プロから腸活を学びました。すると減量に成功し、頑張らなくても心身ともに整った状態をキープできるようになったのだそうです。
現在は肌や髪の調子もアップし、最高のパフォーマンスを発揮できる身体でビジネスに取り組まれています。
今回はそんな尾崎さんが、良い食習慣を作るために内観力を活用する方法をお話しくださいました。
内観で健やかな食習慣を作る方法
講義の冒頭で「内観力を鍛えれば食生活が整い、身体の状態が良くなる」とおっしゃる尾崎さん。
内観とは自身の身体感覚や体の状態、思考、感情を観察することを指し、自分の心身を観察する力が「内観力」です。
自分と向き合って内観力を鍛えると、置かれている環境や他者の声に翻弄されることがなくなり、自分軸で物事を考えられるようになります。するとパフォーマンスがアップし、ビジネスで成果も出やすくなるでしょう。
つまり「なんとなく不調が続いている…」「必死に頑張っているのに、ビジネスで成果が出ない…」といった悩みを抱えている方こそ、内観力を鍛えて心身ともに安定した状態を作るのが大切。そのためには、身体作りの根幹である食生活を見直すのが先決です。
そこで今回のCMM大学水曜講義では、食生活を整える3ステップを教えてくださいました。
- 自分の食を内観する
- リラックスタイムを作る
- 自分に合った食習慣を作る
詳しく解説していきます。
ステップ1.自分の食を内観する
まずは、自分の食に対する捉え方を内観してみましょう。
尾崎さん曰く、美意識や健康意識の高い女性ほど「バランスよく」「カロリーを控えて」など、頭で考えて食事をする傾向があるとのこと。
これは、外から入ってくる情報に振り回されて常に緊張し、自分の気持ちを後回しにしている状態と言えます。
また、身体が緊張状態にあると胃腸の働きが鈍くなり、疲労感が続いたり、冷えを感じたりメンタルが安定しなかったりと、さまざまな不調を引き起こす可能性が…。
食生活に気を付けているはずなのになんとなく不調が続いている方は、食事の内容よりも「自分の心が望む食生活を送られているか」を見直してみてください。自分の心の声に従って食事をとれば、自然と胃腸の働きが整っていくはずです。
ステップ2.リラックスタイムを作る
そして、胃腸の働きを良くするためには、リラックスする時間が何よりも大切。心や身体が緊張状態にあると胃腸が正常に働かず、食べたものをきちんと消化できないからです。
ここで尾崎さんは、胃腸の働きを改善するのに効果的なアクションを3つ教えてくださいました↓
- お腹をマッサージする
- 心が満たされる食事をする
- 吐く息に意識をむけて深呼吸する
マッサージは、お風呂あがりなどのリラックスしやすいタイミングで行うのが効果的。また、深呼吸をすると酸素がたくさん取り込まれ、筋肉がほぐれるため、更なるリラックス効果が期待できます。
このように積極的にリラックスタイムを作れば消化機能が整い、健康な身体へと近づけるでしょう。
ステップ3.自分に合った食習慣を作る
加えて、自分のベストコンディションを作る食事スタイルを見つけることも重要です。具体的には食事の「質」と「量」を考えると良いとのこと。
尾崎さんは、バランスの良い食事を構成する食材を「たまごにわやさしい(卵・豆・胡麻・肉・海藻・野菜・魚・きのこ・芋)」の語呂合わせに乗せて教えてくださいました。
これらの食材に「最近食べてないな」と思うものがあれば、ぜひその日の献立に取り入れてみてください。
年末年始の食生活で気を付けたいこと
最後に尾崎さんは、パーティなどが多く食生活が乱れがちな年末年始に気を付けるべき事柄をお話しくださいました。
パーティ料理は油や小麦製品が多く、お酒を飲む機会も多いため胃腸に負担を与えがち。よってパーティ前は揚げ物やお酒を控え、栄養と睡眠をしっかりとって体調を整えておくことが大切です。
そして、アフターケアも忘れてはなりません。
パーティ料理で胃腸に負担をかけた後は、無理に食べようとせず、まずは消化機能を回復させましょう。お味噌汁などで腸粘膜をケアすると良いそうです。
なお「普段より多めに食べている」と感じたときには、その場の雰囲気に合わせて「なんとなく食べる」行為を控えると良いのだとか。
「空腹感を感じていないときは食べない」と決めておくと、年末年始以外でも食べすぎの予防に役立ちますね。
受講者の声
今回も受講者の皆さまから、たくさんのコメントをいただきました↓
心だけでなく、自分の臓器に目を向けることが大切なのですね!
ちょっとしか食べてないのに、お腹が張るのはなんでだろう?って思ってました!
食事の時はスマホやパソコンを気にせず、ゆっくり楽しみます♪
皆さま内観力を発揮して、自身の食生活に改善点を見つけられたようです。
まとめ
今回はCMM大学・第46回水曜講義「内観力で食習慣を整え、健やかな身体を作る方法」をお届けしました。
身体が健康であってこそ、最高のパフォーマンスが発揮できます。皆さまもぜひ、この機会に食習慣を見直して、不調を感じない体を手に入れましょう。
最後に、尾崎和可さん、この度は素晴らしい講義を本当にありがとうございました!