CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2025年2月12日(水)10:00より開催された第50回水曜講義の様子をお届けします。
講師・駒井みどりさんのプロフィール
今回の講師は、インスタ起業プロデューサーの駒井みどりさんです。

現役の看護師として病院に勤務しながら、Instagramのフォロワー数3.9万人のインフルエンサーでもある駒井さん。しかし過去にはご主人の事業が行き詰まって借金を抱え、生活保護寸前の極貧生活を経験したこともあるそうです。
さらに、仲が良かったお義姉さんとの死別や産後うつなど、次々とやってくる人生の試練を乗り越えるのに疲れ果て、パートナーとの別居を経て離婚。
実家に戻って精神の安定を取り戻した駒井さんは、一念発起して看護師の資格を取得しました。その後、7年で病棟主任に昇格したものの、収入に不安のある生活が続いていたそうです。

そんな駒井さんがInstagram起業を叶えたきっかけは、2018年の大阪北部地震。被災地の様子をみて「人生、何が起こるか分からない。それなら私は在宅でできる仕事をして、家族との時間をもっと増やしたい」と強く思い、Instagramでの発信を開始しました。

その後「SNSビジネスの教科書“マイ・メッセージ”」に出会い、ご自身の使命に沿った発信活動を続けていくうちに、Instagramを収益の柱にすることに成功したのです。
今回はそんな駒井さんが、Instagram起業(Instagramを活用して仕事の幅を増やすこと)で豊かな人生を歩む術を教えてくださいました。
Instagramが起業に最適な理由
駒井さん曰く、数あるSNSの中でもInstagramには特に起業に有利な条件が揃っているとのこと。その理由の一つとして、Instagramはフォロワーと双方向のコミュニケーションを取りやすいツールであることが挙げられます。
たとえば、自分の発信がフォロワーにもたらした変化をコメントやDMで直接知らせてもらえたり、ライブ配信でコメントを読み上げることで、生のリアクションがいただけたり。
さらに、フォロワーを介して互いに高め合える仲間に出会えることもあるそうです。

また、Instagramを運用していくとさまざまなスキルが身に付き、働き方に幅を持たせられるのも利点。
現に駒井さんは、医療に特化した発信で看護師インフルエンサーと認識され、PRやコンサルティング、講師業、動画編集やWebデザインなど、多様な働き方と収入源を手に入れました。

さらに、自分の発信がきっかけでフォロワーの役に立てたり、誰かの人生を変えられたり、Instagramの運用には魅力もメリットも盛りだくさん。
想い描く夢のような人生が手に入り、自分だけでなく周囲の方々も幸せになれるのがInstagram起業なのです。
Instagram運用に大切な3つのポイント
しかしInstagram起業で理想の生活を叶えるためには、ご自分の使命に沿ったアカウントを作成し、きちんと運用していかなければなりません。
そこで駒井さんは、アカウント作成のポイントや運用のコツを3つ教えてくださいました。
- アカウントのコンセプトを決める
- 毎日投稿する
- 隙間時間を有効活用する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.アカウントのコンセプトを決める
まずはアカウントのコンセプトを決めます。

具体的には、以下のような点を考えると良いとのこと↓
- どんな人にフォロワーになって欲しいか?
- フォロワーは何に悩んでいるのか?
- フォロワーが幸せになるために、自分にできることは何か?(自分の使命)
これらが決まれば、あとは使命に沿った発信をしていくだけです。
実際、駒井さんは「SNSで仕事の選択肢を増やし、時間や生活にゆとりのある幸せな医療従事者を一人でも多く増やすこと」を使命とし、看護師のノウハウやInstagram活用術などを発信しています。
良いアイデアが浮かばない場合は、過去に自分が悩んでいたことや、悩みを解決するためにどんなことをしたのか?どんな情報を求めていたのか?など、自分の経験を軸に考えてみると良いでしょう。
2.毎日投稿する
そして、アカウントを作ったら毎日投稿するのが重要。できれば投稿の時間帯を決めて、毎日同じ時間帯にアカウントを動かしたり、1日複数回の定時投稿をしたりするとベターです。
というのも、Instagramは活発に動いているアカウントや、ユーザーの反応が多いアカウント(エンゲージメントの高いアカウント)を拡散する傾向にあると言われているから。

また、毎日投稿すると、フォロワーに投稿を見てもらう頻度が高まります。
人は同じ人物やものに接する回数が増えるほど対象に対して好印象を持つようになるものなので、毎日投稿にはファン化を促進する効果もあるとのお話でした。
3.隙間時間を有効活用する
とはいえ「毎日投稿するのは大変…」「アカウントの運用にあてる時間がない!」と悩み、一歩踏み出せない方は多いはず。
そんなときは発想を逆転して、「時間を作る」のではなく、すでにある隙間時間を有効活用してみましょう。
たとえば、食器を洗っている時間は目や手を使っているものの、耳や頭は動かしていません。ならば、食器洗いと耳での学習を並行すれば、時間を効率よく使うことができます。

また、自分がやらなくても良いことはどんどん手放すべき。家事なら家族に任せたり、スマート家電を購入したり。Instagramの運用なら、投稿に必要なリサーチや画像制作を誰かに依頼するのも一つの手段です。
何も生み出さない時間をカットし、人に任せられることは任せ、Instagramを運用する時間を抽出してみてください。
受講者の声
今回も受講者の皆さまから、たくさんのコメントをいただきました↓
どれだけの人を幸せにできるかが大切なのですね!
お悩みリサーチは普段の会話から。勉強になります。
投稿時に使命の言語化をするのですね!
皆さま、ご自身のInstagram運用の参考になる学びを得られたようです。
まとめ

今回はCMM大学・第49回水曜講義「Instagramで起業する働き方」をお届けしました。
「Instagramは皆が幸せになれるツール」だと駒井さんはおっしゃいます。まずはアカウントを作って、投稿してみましょう。失敗しても、そこから得た学びで良いものに変えていけば大丈夫。仕事の幅を広げて豊かな生活を手に入れる、そのための一歩を踏み出すことが大切なのです。
最後に、駒井みどりさん、このたびは素晴らしい講義を本当にありがとうございました!