講座・教材作りの目的を明確にしよう~CMMグルコンレポ~

鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、国内外から450名以上が在籍するコミュニティ。ここでは、参加メンバーのさらなるビジネスの発展と、メンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。

CMMでは月2回・隔週金曜日にあらかじめ設定されたテーマにそってセミナーや公開コンサルを実施。さらに、実歩さんからの最新ビジネス情報および近況の共有、メンバーからの成果報告など毎回内容は盛りだくさんです。

本記事では、8月4日(金)10:00より開催された第106回CMMグルコンの様子をお届けします!

講座・教材作りをマスターしよう~前編~

早速、8月のグルコンテーマ「講座・教材作り」セミナーの様子をお届けします。

今回は、先日実歩さんがオンライン教材の公開添削を行ったSNSマーケター吉田健人さんの事例を交えつつ、講座・教材作りでおさえるべきポイントを学んでいきました。

真夏の公開コンサル「オンライン教材編」の様子

講座・教材作りの目的を明確にする

まずは、講座や教材を作る目的を明確にすることが大切です。

「こういう内容にしたい!」というアイデアが先行してしまうと、ターゲット層がブレてお客さまのニーズから外れてしまいかねません。

よって「誰に・なぜ」その講座や教材を作るのか定めたうえで設計していく必要があります。

なお、講座・教材作りの目的を明確にするにはマーケティングファネル(※)を活用するのも一つの方法。

(※)マーケティングファネルとは

顧客が商品やサービスの購入に至るまでの行動過程を図にしたもの

マーケティングファネルを活用すれば、自分のビジネスモデルの中で、講座や教材をどの位置に置くべきかを把握できます。

キャプション:実歩さんのマーケティングファネル

すると、商品を届けるべきお客さまの層や価格設定の目安なども見えてくるでしょう。

講座・教材の立ち位置を見極める方法

続いて実歩さんは、ビジネスモデルの中で講座・教材の立ち位置を見極める2つの方法を教えてくださいました。

1.現在のビジネスモデルで取りこぼしている層を把握する

まずは自分のビジネスの現状を振り返り、大きなニーズがあるにもかかわらず対応しきれていない層を把握しましょう。

例えば、先日教材の公開コンサルを受けてくださった吉田さんの現状はこちらの通り↓

  • ショート動画を学びたい初心者層からの高いニーズがある
  • 既に10数名の上級者層をマンツーマンでプロデュースしており、初心者層をカバーするのは困難

この現状を見ると、多くの初心者が一斉に学べる動画教材をフロント(入口)として用意するのが最適だと分かります。

また、実歩さん曰く「入口となる講座や教材は初心者向けに作るべき」とのこと。どの業界でも大多数を占めるのは初心者層であり、高い需要が見込まれるからです。

初心者向けの教材を用意しておけば、一定の知識を習得してから講座や上位コースに来ていただく流れも構築できるでしょう。

これには、サロンバーからも感嘆の声が寄せられておりました↓

グルコン中のコメント

2.講座・教材で学んだあとの関わり方を考える

そして講座や教材で学び終えたお客さまと、今後どのように関わっていきたいかも考えておきましょう。

具体例はこちら↓

  • コミュニティにつなげたい
  • チームを作ってビジネスを共に行いたい
  • 同じ講座の上位コースに進んでもらいたい

例えば実歩さんは、一定のビジネススキルを持ち、共通言語(価値観)を理解した方々と継続的にお付き合いするための場所(CMM)の入り口として「マイ・メッセージ」を位置づけています。

このように最終的にお客さまとどう関わりたいかを明確にすれば、講座・教材の位置付けや内容も具体化できそうですね!

取りこぼしている層を見つける

ここからは、公開コンサルの様子をお届けします。

まずは、講座を主宰しているサロンメンバーより「受講生を増やしたいものの、個別相談にも対応しているため人数が増やせず行き詰まっている」とのご相談。

ここで質問者のフロント教材が高額かつ成約数が少ないことに目をつけた実歩さんは「学びたい意欲はあるけど、価格で諦めているお客さまを取りこぼしているのでは?」と進言されます。

そのため、価格を見直してフロント教材のハードルを下げれば受講者が増える可能性が高いとのお話でした。

目の前のお客さまがヒントをくれる

続いては、ヨガ講師のサロンメンバーより「長期講座を作る際の価格やキャンセルポリシーの決め方がわからない」とのご質問。

これに対し実歩さんは「講座を作る目的から考えてみましょう」とアドバイスされます。

そのために有効なのは、レッスンに参加しているお客さまの悩みを思い浮かべてみること。

すると「一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメイドのプログラムが必要だ」といったアイデアが湧いてくるはずです。

そのアイデアを基に3ヶ月程度の長期講座を10万円前後でオファーしていけば、興味を惹かれるお客さまが現れるでしょう。

なお、キャンセルポリシーに関しては「”高単価で専門的なサポートができるヨガ講師”という存在になれば、お客さまは簡単にキャンセルしないと語る実歩さん。

本質を突く回答に、質問者は「視座が上がりました!」と、霧が晴れた様子でした。

既存の受講者を最優先に

最後に、講座を運営しているサロンメンバーより「途中から講座に参加するお客さまへのフォローをどうすべきか?」とのご相談です。

これに対し実歩さんは「まずは最初から参加してくれている受講生を一番に考えましょうと助言されます。

具体的には、あらかじめ既存の受講生に向けて新しい仲間が加わることを伝え、一緒に学んでいく場作りを行なっておくこと。

すると既存の受講生も途中参加の受講生も、お互い安心して学びを継続していけるでしょう。

まとめ

今回のグルコンでは、サロンメンバーが現在のビジネスモデルで課題を感じている部分をコメントで発表する一幕も。

皆さまからは、さまざまな課題が寄せられていました↓

グルコン中のコメント

「どれも、かつて私が抱えていた課題ばかり!」と頷きながら目を通していた実歩さん。

そして急遽、次回のグルコンで皆さまから寄せられた課題に回答してくださることになりました!

次回のグルコンも楽しみにお待ちくださいね!

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