CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2023年11月8日(水)10:00より開催された、第20回水曜講義の様子をお届けします!
講師・宮島優規子さんのプロフィール
今回の講師を務めるのは、企業・事業支援歴15年目の経歴を持つ、ビジネスコンサルタントの宮島優規子さん。
1ヶ月のうち約20日間は旅生活の「トラベルワーカー」でもある宮島さんは、起業家の商品作りやセールス・マーケティングのビジネスサポートをしておられます。
また、40人のメンバーが所属するオンラインサロン「みやじま牧場」の主宰者でもある宮島さん。
今回はご自身のサロン運営についての話を交えながら、みんなに愛されるオンラインサロンの作り方を教えてくださいました。
オンラインサロンに隠された2つの魅力
講義の冒頭で宮島さんがお話してくださったのは、オンラインサロンに隠された2つの魅力について。
- 経済的効果がある
- 安心感と幸福感が得られる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.経済的効果がある
まず、オンラインサロンには経済的効果があります。
宮島さん曰く、メンバーの満足度が高いコミュニティを形成できれば、認知活動に力を入れなくとも口コミや紹介だけで入会者が増える仕組みができるとのこと。
現に宮島さんも「みやじま牧場」の運営にたくさんのエネルギーを注いできたことで、苦手だったSNS発信(集客)に追われることなくサロン経営の安定化に成功したそうです。
また「オンラインサロンならではの強みをうまく利用すると、さらなる経済的効果が期待できる」とおっしゃる宮島さん。
- メンバーのニーズが把握できる
- 集めたニーズをもとに新しい商品を作れる
- ニーズに沿った商品のため成約率が高くなりやすい
- 売上が安定する
今いるメンバーとの関係性を大事にすれば、経済的安定が図れるオンラインサロンが自ずと形成されていくのですね!
2.幸福感と安心感が得られる
もう1つのオンラインサロンの魅力は、人とのつながりによって得られる幸福感や安心感です。
宮島さん曰く、オンラインサロンなら人生やビジネスを共有できる仲間と一緒に活動できるので、安心感や幸福感が高まるとのこと。
信頼できるメンバーと力を合わせて活動すれば、それが大きなエネルギーとなってビジネスが加速し、1人ひとりの目標が早く達成できるようになるとのお話でした。
また、仲間が側にいてくれる安心感があることにより、新たな挑戦に対するハードルも下がるそうです。
宮島さんは、何か新しいことを始めるとき「仲間のために頑張ろう!」「もし失敗しても私には帰る場所があるから大丈夫!」とメンバーの顔が思い浮かぶようになったとのこと。
それが原動力へと変わり、チャレンジするのが怖くなくなったとおっしゃっていました。
サロンメンバーは、自分自身を成長させてくれる存在でもあるのですね!
オンラインサロンの4つの型
次に、オンラインサロンの4つの型を教えてくださった宮島さん。
なお起業初心者は、難易度の低い下段の「プロジェクト型」と「交流型」から始めるのが良いそうです。
また、オンラインサロンは自分の成長とともに形を変えても問題はありません。
「プロジェクト型」と「交流型」で実績を積んで、知識を増やしたり、認知が広まったりしたときに、上段の「情報提供型」と「ファン-カリスマ型」にトライしていきましょう!
オンラインサロン「みやじま牧場」ができるまで
続いて宮島さんは、オンラインサロン「みやじま牧場」ができるまでのストーリーを4つのパートに分けて共有してくださいました。
過程を辿れば、みんなに愛されるオンラインサロンの作り方が見えてくるでしょう。
◆起業前〜起業初期
まずは、起業前〜起業初期の頃。当時の年商は100万円以下で、スロースターターであったと宮島さんは振り返ります。
当時は「所属していたコミュニティに、とにかく貢献すること」を意識していた宮島さん。
例えば、率先して勉強会を開催したり、先輩起業家のお茶会を開いたりと積極的に行動されていたそうです。
また、このときに今後のビジネスに欠かせない「信用財産の積み方」を学んだとのお話でした。
◆起業2年目
起業2年目は、自分で長期講座を開催するようになったそうです。
講座を運営するうえで宮島さんが意識していたのは、先生のように一方的に指導するのではなく、ちょっと先を行く先輩としてメンバーと一緒に活動していくスタンスを大切にすること。
そのため、みんなでフロントセミナーを開催したり、ブログを書いたりしていたそうです。
この頃から、メンバーを大切にする宮島さんの姿勢が垣間見えますね。
◆起業3年目
そして長期講座が修了する時期に差し掛かった起業3年目には、受講生から「この環境を手放したくない」「みんなと一緒に挑戦をし続けたい」といった声が集まり始めました。
その声を聞いて宮島さんは、オンラインサロンの存在意義を見つめ直し、メンバーとの交流をさらに大切にするようになったとのこと。
既存メンバーによる口コミや紹介だけで入会者が増えたのも、この時期だったそうです。
◆起業4年目
起業4年目になると、講座内にコアメンバーができるように…!
そんなメンバーの様子を見た宮島さんは「より安心・安全でみんなが目的をもって集まれる講座にしたい」と考えるようになり、有料化のオンラインサロンを開講。
これが現在の「みやじま牧場」のルーツとなります。
これまでの過程を振り返り「みやじま牧場は、メンバーと一緒になって育んできたコミュニティです」と語る宮島さん。
起業前からコツコツと行動してきたからこそ今の「みやじま牧場」があり、お金も心も安定するオンラインサロンができたのだと改めて感じたそうです。
オンラインサロンに必要なのは主宰者の哲学!
最後に宮島さんは、オンラインサロンに欠かせないポイントをシェアしてくださいました。
それは主宰者の哲学を自分の商品に取り入れること。
ここで言う主宰者の哲学とは、以下の3要素です。
要素 | 内容 |
---|---|
ミッション | ビジョンに向かうために突き動かされる今の想い |
ビジョン | 理想の状態・自分が目指す姿 |
パーソナルスピリッツ | 生き方・信念・こだわり |
これらの要素を取り入れると、内容に共感した人々がオンラインサロンに自然と集まってくるとのこと。
なお、自分の哲学を言語化するには自分の「嫌な感情」に目を向けてみると良いそうです。
嫌な感情には大事にしたい想いが隠れている可能性があるため、じっくりとマイナスな気持ちと向き合えば「自分が何を大切にしたいのか(自分の哲学)」がみえてくるとのことでした。
受講者の声
今回も、受講者の皆さまからたくさんの声が届きました↓
もっと安心感のあるようなサロンを作っていきたいです!
どんな形でもここにいていいような空気、もし離れたとしてももう1度戻ってきたくなるような空気のあるサロンを作りたいです!
現在無料サロンを開講しており運営方法に迷っていましたが、方向性がみえました!
「みやじま牧場」に対する宮島さんの熱い想いを聞いて、心が動かされた受講者も多かったようです。
今回のお話を参考にして、ぜひ素敵なオンラインサロンを作ってみてくださいね!
まとめ
今回はCMM大学第20回水曜講義「起業初期からできる“みやじま牧場式”オンラインサロンの作り方」をお届けしました。
オンラインサロンを作るとなると「たくさん人を集めなきゃ!」と焦ってしまう方も多いでしょう。そんな方々に対して宮島さんは、最初は少人数で始めていくのが良いとアドバイスされました。
そこでトライ&エラーを繰り返しながら継続していくことにより、たくさんの人が集まるオンラインサロンができあがるのだそうです。
皆さまもぜひ、自分の想いが詰まったオンラインサロンを作りあげていってくださいね。
宮島優規子さん、このたびは素晴らしい講義を開催してくださり、本当にありがとうございました!