鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、3月15日(金)14:00より開催された第121回CMMセミナーの様子をお届けします。
前回のおさらい
3月のテーマは「クライアントワークでリピート客を獲得し、安定した売上を作る方法」です。
まずは、セミナー前半のおさらいをしていきましょう。
◆クライアントとの出会い方
前回のセミナーでは、クライアントと出会う方法を3つのステップで教えてくださった実歩さん↓
- 「どんな仕事がしたいのか」を明確にする
- 「あながたが選ばれる理由」をはっきりさせる
- お客さまからのフィードバックを集める
中でもステップ2では「あなたが提供できるスキル」と「お客さまがメリットを感じる要素(スピードや正確さ、専門知識など)」を掛け合わせるのが良いとのお話でした。
◆個人のストーリーが「選ばれる理由」になる
また「自分がお客様にリピートされる理由を考える」というワークも行われた前回のセミナー。
サロンメンバーの成果物を見た実歩さんは「個人のストーリーこそ“選ばれる理由”になる」と再認識したそうです。
というのも、数字や実績は記憶に残りにくいけれど、ストーリーは印象に残るから。
お客さまに選んでいただくためには、あなたの考え方や苦労話、今まで辿ってきた道筋が伝わるようなストーリーも発信していくと良いでしょう。
前回のレポートはこちら↓
お客さまに「選ばれる理由」を作ろう~CMMセミナーレポート~
ビジネスを安定させるために必要不可欠な「リピート客」
セミナー後編となる今回は、リピート客の重要性や獲得方法を教えていただきました。
◆リピート客が重要な理由
まず「起業初心者は新規顧客の獲得にばかり目がいきがちだけど、実はリピート客(優良顧客)を作ることがとても大切」とおっしゃる実歩さん。
その理由は、パレートの法則(※)によって示されています。
「カスタマーのうち2割しかいない優良顧客が、売上の8割を占めている」という経験則。イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した
リピート客がもたらしてくれる効果はこちら↓
- LTV(一人の顧客が将来的にもたらす収益の合計)が上がる
- 集客コストが削減できる
- 売上が安定する
- 口コミにつながる
つまり、ビジネスを安定させるためにはリピート客の獲得が必要不可欠といっても過言ではないのです。
◆リピート客がいない理由
しかし、良いお客さまと出会っても、継続して提供できるサービスや商品がなければリピート客は獲得できません。
実歩さんも「起業塾」という商品を通じてたくさんのお客さまと出会えたにもかかわらず、リピートできる商品を持っていなかったため、開講のたびに新規集客を繰り返していたのだとか…。
そこで実歩さんは、継続サロンCMMや上位コース(ゴールドコース、ダイヤモンドコース)、さらには新商品につながるような新規講座を作りました。
リピート客を獲得するためには、実歩さんのように商品のバリエーションを用意するのが先決と言えます。
◆リピート客を獲得するコツ
また、新規顧客をリピート客へ発展させるためには、工夫も必要です。
皆さまも美容院やレストラン、ネイルサロンなどのサービスを受ける際、馴染みのお店をリピートしているのではないでしょうか?
そこには「特別扱いしてくれる」「気心が知れている」など、何かしらの理由が必ずあるはずです。
ここで実歩さんは、リピート客獲得に役立つアクション例を業種別に教えてくださいました。
講師・コンサル(無形の成果物を提供する仕事) | クリエイター(有形の成果物を提供する仕事) |
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・商品のバリエーションを作る ・価格のバリエーションを作る ・次につなげるトークを用意する ・リピート客を特別扱いする | ・次の提案をしていく ・こまめに連絡をする ・ニュースレターなどで定期的に連絡する |
実際、講師やコンサル業をメインとしている実歩さんは、各商品をリリースした際に他の商品へつながるトークを行っています。
だからこそ、多くのリピーターを生み出せているのですね!
まとめ
3月のセミナーでは、クライアントワークで安定した売上を作る方法を学びました。
ビジネスを安定させるためには、リピート客がなによりも大切。
また、新規顧客に向けてSNS発信するよりも、一度でもお金を払ってくれた方を丁寧にフォローするほうが売上アップや安定につながるとのお話でした。
皆さまもリピートができる商品を作り、ご縁があって出会えたお客さまと長いお付き合いをしていきましょう。