鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、国内外から400名以上が在籍するコミュニティ。ここでは、参加メンバーのさらなるビジネスの発展と、メンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
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2023年4月21日(金)10:00より開催された第98回CMMグルコンでは、アメリカの不動産投資家である優子マックマーンさんをゲストにお迎えしました。
本記事では、その様子をレポートとしてお届けします!
優子マックマーンさんとは?
今回のゲストである優子マックマーンさんは、26歳で渡米後さまざまな経験を経て不動産売買を手掛けるようになり、今では一生働かなくても暮らせるほどの資産を築いた方。
現在は不動産投資会社を経営しつつ、カリフォルニア州にある海沿いの街で旦那さんと息子さんの3人で悠々自適に暮らしているそうです。
今回は優子さんが現在のライフスタイルを実現するまでのストーリーや、資産形成における大切な考え方を語ってくださいました。
10ヵ月の留学が永住に!?
優子さんの人生に最初の転機が訪れたのは、アメリカに留学した26歳のとき。
幼少期からアメリカのランドスケープデザイン(※)に憧れをもっていたものの「日本では学べる場所がない!」と気づき、10ヵ月の期間限定で本場アメリカに留学することを決めたそうです。
住宅の庭や街そのものの景観をデザインして作り上げる技術のこと
留学当初は語学学校やデザイン学校に通っていましたが、やがて優子さんは憧れのランドスケープデザインを学べる大学へ入学を果たしました。
さらに、在学中にインターンシップ制度を利用して働き始めた会社で就労ビザを取得したことをきっかけにグリーンカードも手に入れ、アメリカで生きていくことを決めたのだそうです!
10ヵ月の滞在予定が永住に変わるとは…。優子さんは、アメリカで生きていく運命にあったのかもしれませんね!
衝撃を受けたアメリカの価値観
こうしてアメリカで働き始めた優子さんですが、そこに待っていたのは日本とはあまりにも異なる価値観でした。
◆「教えてください」は通用しない
まず優子さんが戸惑ったのは、日本では当たり前の「新人研修」がなかったこと。
「何でもやるので教えてください!」と意気込む優子さんに、上司は「ここは学校じゃない。だから日本人はダメなんだ。君もすぐ辞めるだろう」という予想外の言葉を投げつけました。
ただ、これを受けた優子さんは「逆に“絶対に続けてやる!”と心に火がついた」とおっしゃいます。優子さんの気骨が感じられるエピソードですね!
あわせて、アメリカビジネスの洗礼とも言える逸話もお話くださった優子さん。
それは飛び込み営業をするために、見知らぬ土地に一人で放り出されたこと。日本では、右も左も分からない新人にさせることではありません…。
信じられないアメリカビジネスの在り方に、サロンメンバーからも驚きのコメントが多数届いていました↓
とはいえ「誰も助けてくれないなら自分でやるしかない!」と思った優子さんは必死で営業を行い、初めての依頼獲得に成功。そのうえ、デザインから見積もりまで全て自分でやり遂げたのです!
アメリカでは、何もかも自分の頭で考えないと生きていけないのですね…。
◆不動産投資は当たり前のこと
次に優子さんが驚いたのは、当時担当していた富裕層が住むエリアのお客さまが複数の不動産を所有していること。
日本では家は一生に一軒買うものであり、そのために貯金をしたり何十年もかけてローンを完済したりするのが一般的です。
この違いを不思議に思い、複数の不動産をもつ理由をお客さまに尋ねた優子さん。
すると「不動産は、価値が上がっていく資産だから。貸せばテナントが家賃を払ってくれるので、自分でお金を払う必要もない」という答えが返ってきたそうです。
またその際に、物件をリノベーションして転売する「flip」という手法もおすすめされたのだとか…。
優雅な生活を送るお客さまと接することで不動産投資に大きな興味をもった優子さんでしたが、当時は投資に回す資金がなく、アクションを起こせなかったとおっしゃっていました。
リーマンショックで大打撃!再起のためにとった行動とは?
そんな優子さんに二度目の転機が訪れたのは、38歳のとき。
リーマンショックの影響で、仕事の依頼が一切なくなってしまったのです。
当時は結婚して子どもがいた優子さんでしたが、幼稚園代も家のローンも払えなくなり、貯金残高はわずか90ドルに…。
夫婦仲が悪化し、ストレスに耐えられなくなった優子さんは子どもを連れて日本に帰国してしまいます。
◆物件をリノベーションして売る「flip」を始める
そんなある日、夫から「モービルホーム(プレハブ住宅のようなもの)をリノベーションして売るから、帰ってきてほしい」という電話を受けてアメリカに戻った優子さん。
当時4歳だった子どもの手も借りながらボロボロのモービルホームをリノベーションし始めました↓
およそ1ヶ月かけて施工した結果、廃屋寸前だったモービルホームが見違えるほど素敵な邸宅に生まれ変わったのです↓
物件の購入とリノベーション費用の合計は約51万円でしたが、それがなんと約175万円(!)で売れたとのこと。
この手法こそ、かつて富裕層のお客さまからおすすめされた「flip」でした。
flipの素晴らしさに感動した優子さんご夫妻は「この先はflipで生きていこう!」と奮起されたのです。
◆ライセンスを取得し不動産売買もスタート
とはいえ手元にある資金は、初めてのフリップで得た100万円ほど…。
そこで優子さんはアメリカの「インベストメントクラブ(起業家と投資家をマッチングする組織)」に加入し、出資金を募ったのです。
こうして得た資金で次々とflipに取り組み、順調に売上を伸ばしていった優子さん。
ここからさらに事業を拡大すべく優子さんご夫妻が次にとった行動は、不動産売買に必要なライセンスの取得でした。
業者を通さず自分たちですべての工程を手掛けることで、数百万円かかる仲介手数料を払わずに済むようになるからです。
その結果、事業はますます波に乗り、優子さんご夫妻はわずか5年間で一生分の資産を築いたのです!
資産形成をしていくうえで大切な2つのポイント
こうして、お金も時間も自由に使える理想のライフスタイルを手に入れた優子さん。
渡米から26年経つ今では、これまでのノウハウを活かしてアメリカの不動産投資を教える講座も運営されています。
最後に優子さんは、資産形成していくために大切なポイントを2つ教えてくださいました。
1.複数の収入源をもつ
まずは、万が一のリスクに備えて複数の収入源を作っておくこと。
リーマンショックで全てを失った優子さんは、収入源が1つしかないことは大きなリスクだと痛感されたのだそうです。
よって、安定して資産を築いていくためには常に最悪の事態を想定し、次の一手を用意しておくべきとのこと。
現に優子さんは、このような複数の収入源を確保しておられます↓
- flip
- 不動産売買
- 不動産投資
- 講座運営
大きなピンチを乗り越えた優子さんの言葉だからこそ、現実味や危機感が感じられますね!
2.自動でお金を生み出す仕組みを手に入れる
さらに「自動でお金を生み出す仕組みを手に入れることも大切」と優子さんはおっしゃいます。
flipが軌道に乗ったことで大きく稼げるようになった優子さんでしたが、自分の労働時間は増え続けるばかり。そのうちに、何のために働いているのかわからなくなったのだそうです…。
そこで着手したのが不動産投資の手法の一つである「buy&hold」。不動産を所有して家賃収入を得ることで、働かなくても収入を得る仕組みを手に入れたのです。
おかげで時間を自由に使えるようになり、家族とゆったり暮らす理想のライフスタイルを叶えられているそう…!
優子さんは「お金そのものよりも“自分を楽にしてくれる仕組み”こそが資産」だとおっしゃいます。
まずは自分がどんな人生を送りたいのかライフプランを立て、お金を稼ぐ目的を忘れないことが大切なのですね!
まとめ
今回のグルコンでは「優子さんのYouTubeや講座でアメリカの不動産投資について学んでいるんです!」と実歩さんが告白する一幕もありました。
さらに「皆さんもアメリカの不動産投資にチャレンジするなら、まずは知識を身につけて自分で判断する力をつけましょう!」とサロンメンバーにアドバイスする実歩さん。
というのも、多くの日本人は知識不足から足元を見られ、価値のない不動産を高値で買わされるケースが後を絶たないからなのだそうです。
また、契約した以上は自己責任であるため「知らなかった」という言い訳は通用しません。
想像以上にシビアなアメリカ社会…。そんな中で道を切り開いてきた優子さんに、サロンメンバーも大きな刺激や勇気をもらえたことでしょう。
優子マックマーンさん、この度はアメリカから素晴らしいストーリーを届けていただき、本当にありがとうございました!