鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、国内外から450名以上が在籍するコミュニティ。ここでは、参加メンバーのさらなるビジネスの発展と、メンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
CMMでは月2回・隔週金曜日にあらかじめ設定されたテーマにそってセミナーや公開コンサルを実施。さらに、実歩さんからの最新ビジネス情報および近況の共有、メンバーからの成果報告など毎回内容は盛りだくさんです。
本記事では、8月18日(金)10:00より開催された第107回CMMグルコンの様子をお届けします!
サロンメンバーから寄せられたビジネスの課題とその対策
早速、8月のグルコンテーマ「講座・教材作り」後編セミナーの様子をお届けします。
まずは前回のグルコンでサロンメンバーから寄せられた「自分の事業モデルにおける課題」について、実歩さんが解決策を提示してくださいました。
1.お客さまに必要なカリキュラムを設計する
セミナー前編で寄せられた課題に多く見られたのは「取りこぼしている層(大きなニーズがあるにもかかわらず対応しきれていない層)がある」というもの。
具体的な内容は以下の通りです↓
- 学習意欲があっても、価格面を理由に講座の申し込みに至らないお客さまがいる
- 平日は仕事があり、リアルタイムで参加できないお客さまがいる
- 場所やタイミングが合わず受講できないお客さまが多い
- 自主学習が苦手で継続できないお客さまが多い
- 添削付きコースのレベルにはまだついていけないお客さまがいる
これに実歩さんは「取りこぼしている層やその理由をもとに、必要なカリキュラムを作成していきましょう」とおっしゃいます。
例えば、価格がネックで購入に至らないお客さまが多いなら、価格を抑えつつ満足感を与えられるカリキュラムを設計するなど。
講座・教材作りの土台となるのは「誰に、なぜその教材を作るのか」を考えることなのですね!
2.講座・教材作りに進めない
また「個人セッションやリアルセミナーで時間が取れず、なかなか講座や教材作りに進めない…」との課題も多く寄せられていました。
これに対し実歩さんは「ときには勇気をもって今のビジネスを手放し、準備期間を作ることも大切」とおっしゃいます。
というのも、知識をインプットする時間や新しい体験の時間が取れないままだと、成長が止まってしまうから。
このような状態が続くといつまでも時間に追われて疲弊するばかりか、お客さまに提供できる価値も底をついてしまうでしょう。
あえて上手くいっている段階で立ち止まり、次のステージへの準備期間を取るのも一つの手段とのお話でした。
講座・教材の位置付けから価格を設定する
なお、講座・教材の価格設定は相場ではなく自分のビジネスモデルに基づいて決めることが大切です。
セミナー前編でも登場したマーケティングファネルを活用し、講座・教材の位置付けを明確にしたうえで価格を設定しましょう。
例えば、実歩さんの動画教材「マイ・メッセージ」はコミュニティ(CMM)の入り口としての位置付け。
つまり大切な仲間が集うCMMにつながる教材のため「安いからとりあえず買う」というマインドの人を寄せ付けないよう、198,000円という価格設定をしたそうです。
すると教材でビジネスの知識や共通言語(価値観)を理解した志の高い方々がCMMに集まるので、コミュニティの質も高い水準で担保できるとのこと。
このように、価格設定をはじめすべてに意図をもって講座・教材を設計していけば、あなたならではの強固なビジネスモデルが確立していくでしょう。
お客さまへの選択肢は1つに絞ろう
ここからは、公開コンサルの様子をお届けします。
まずは「動画教材を含む高単価の講座を販売したいものの、価格で迷うお客さまのために、欲しい動画を単品で購入できるようにすべきか迷っている」とのご相談。
これに対し実歩さんは「お客さまの目の前に出す選択肢は1つにしましょう」とアドバイスされます。
なぜなら、自分に何が必要なのかわからないお客さまがほとんどだから。選択肢が増えるほど混乱し、決断を面倒に感じてしまいます。
高額だからと購入を諦めるお客さまの取りこぼしをカバーするなら、まずは低価格の体験レッスンを用意するのも1つの手段です。
お客さまに講座の価値を実感してもらえれば、申し込みにもつながりやすくなるでしょう。
商品を組み込んだ講座を作る
続いて、馬油の専門家であるサロンメンバーより「商品の魅力が伝わるようなオンライン講座を作りたいので、実歩さんにアドバイスをいただきたい」とのご相談。
これに実歩さんは「使ってほしい商品(馬油)がある場合は、商品と講座をセットにすると良いですね!」と助言されます。
商品単品で購入する際とほとんど変わらない価格で講座を用意すれば、お得感から初めてのお客さまでも興味をもちやすくなります。また、実際に商品を使いながら学べるため、商品の魅力も体感してもらえるでしょう。
加えて、受講を終えたあとも季節ごとにプロモーションの案内を届けたり、講座の上位コースへとつなげたりできます。
実歩さんからの具体的な提言に、質問者は「イメージがハッキリしました!」と晴れやかにおっしゃっていました。
自分の強みを活かす
最後に、セールスコンサルタントと心理学を専門とするサロンメンバーより「自分が何の専門家であるのか伝わりにくいため、アドバイスをいただきたい」とのご相談。
これを聞いた実歩さんは「まずは、今後どんなお客さまと関わっていきたいか明確にしてみては?」とおっしゃいます。
理想とするお客さまが明確になれば、自分の魅せ方も見えてくるからです。
実歩さんからのアドバイスに、質問者は「セールスコンサルの経験を活かして前向きなお客さまをサポートしたいです!」と道が開けた様子でした。
まとめ
今回のグルコンでは、実歩さんの新しい目標が「映画のプロデューサーになること」だと、ワクワクした様子で教えてくださる場面も。
来年のベネチア映画祭の非コンペ部門で上映することを目指し(!)、現地の雰囲気を体感しに近々ベネチア出張に飛び立つのだそうです。
常に新たな挑戦を続け、目標を現実化していく実歩さんの姿に、パワーや勇気をもらった方も多いのではないでしょうか。
皆さまの目標を叶えていく場として、CMMをご活用いただければ幸いです。