鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、1月19日(金)10:00より開催された第117回CMMセミナーの様子をお届けします。
前回のおさらい
1月のテーマは「セールスレターの作り方」です。
セミナー前編の内容は下記の通り↓
- セールスレターとは「商品やサービスを販売するために使用される文書」のこと
- 資料を作成する前に「誰に届けるのか」を明確にしておく
- 「内容を詳しく知りたい!」と思って貰えるトップページが大切
- オープニングトークで期待値を高めてこそ、準備したスライドが活かされる
セールスレターは自分が言いたいことを優先するのではなく、お客さまファーストで作成することが重要とのお話でした。
申し込みにつながるセールスレターの作り方(後編)
セールスレターの作り方セミナー後編となる今回は、実歩さんが実際に説明会で使用した資料を使って、スライド作成時のポイントを教えてくださいました。
ポイントは以下の3つです↓
- 参加者に「自分に必要な内容だ」と思ってもらう
- 理想の未来を描かせる
- 不安要素を取り除く
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.参加者に「自分に必要な内容だ」と思ってもらう
まずは資料の冒頭に、セミナーの参加者に「今の自分に必要な情報が得られる!」と思ってもらえる要素を入れることが重要です。
そうすることで、話の続きに興味を持ってもらえるうえに「なんとなく聞いている」ではなく「積極的に情報を取っていく」姿勢に変わるから。
実歩さんが実際に使用したスライドでは、参加者が抱えているであろう悩みや、将来なりたい自分像を挙げて「私の悩みが解決できそう!」「自分のキャリアに役立ちそう!」と思えるようなページが用意されていました。
最初に皆さまの「聞く姿勢」を整えたことで、参加者のほぼ半数からお申し込みをいただくという素晴らしい成果を出せたそうです。
2.理想の未来を描かせる
また「お客さまに理想の未来を描かせることが大切」とおっしゃる実歩さん。
商品やサービスを購入することによって得られる未来の姿を想像できれば、新たな一歩を踏み出すきっかけとなります。
そのためには、次の3点を意識すると良いとのこと↓
- 紹介する商品やサービスの全体像を1枚にまとめて説明する
- どんな未来が待っているのかを具体的に想像させる
- 「お客さまの声(体験談)」を載せる
特に「お客さまの声」には購入の後押しに絶大な効果があるそうです。
実際に商品やサービスを購入するした方の体験談を見ることで、購入することのメリットだけでなく、その先にあるベネフィット(結果として起こる良い変化や利益)まで具体的に想像できるからです。
なお、お客さまの声をより伝わりやすくするためには魅せ方も重要。
例えば実歩さんが行った説明会のスライドは、このようなポイントをおさえて作られていました↓
- お客さまの顔写真を載せて信憑性を高める
- 文章にハイライトを入れてポイントを分かりやすくする
お客さまが自分の未来像をリアルに想像できるような演出を考えてみてくださいね!
3.不安要素を取り除く
さらに、お客さまの不安要素を取り除くことも忘れてはいけません。
というのも、人は疑問や不安があると購入をためらってしまうからです。
そのためには、よくある質問とその回答を用意しておくのがベスト。そして実際のセミナーで出た質問を追加したり、回答をブラッシュアップしたりしていく作業も必要です。
また、質疑応答では全ての質問に丁寧に答えることも大切です。その姿勢から商品やサービスに込めた想いや熱量が伝わって、お客さまを感動させるでしょう。
最後に実歩さんは、説明会資料に入れるべき内容のチェックリストを紹介してくださいました↓
- 講座を受けるメリットは明確ですか?
- お客さまの声は入っていますか?
- 実績には数字が入っていますか?
- 講座の全体図は入っていますか?
- カリキュラム・スケジュール・受講料・お申し込み方法に間違いはないですか?
- お客さま目線で見て納得できる内容ですか?
皆さまのセールスレター作りに、ぜひご活用ください!
申し込み方法や金額などの詳細は最後に紹介する
なお、実歩さん曰く「講座の詳細を説明しているときには、参加者は”詳細を聴きたくて仕方がない!”という状態が理想」とのこと。
最大限まで期待を盛り上げた後に詳細をお話しすれば、より積極的に聞いていただけます。
そのためには、商品やサービス購入後の具体的なスケジュールや、セミナー後にお客さまに取ってほしい行動を最後に示すのが効果的。
お客さまの期待感が高まったタイミングで情報を提示すれば、自分のスケジュールと照らし合わせたり払える金額を検討したりと、具体的な行動をイメージしやすくなります。
お客さまがスムーズに次の行動へ移れるように、情報を出す順番もしっかり考えておきましょう。
まとめ
1月のセミナーでは、申し込みにつながるセールスレターの作り方を学びました。
一人ひとりの顔が思い浮かぶほど具体的にお客さまの人物像を作りこんでいれば、参加者の心に刺さる資料を作成できます。
また、渾身の資料を活かすためには「続きが聞きたい!」と思わせるオープニングトークや丁寧な質疑応答も欠かせません。
集まってくださった全ての方と素敵なご縁がつなげられるような、魅力的なセールスレターをぜひ作ってみてくださいね。