共感を呼ぶリール動画の作り方~CMMセミナーレポート~

鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。

日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。

また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。

本記事では、6月21日(金)10:00より開催された第127回CMMセミナーの様子をお届けします。

前回のおさらい

6月のテーマは「感動と物語!2024年版・心を動かすプロフィールの作り方」です。

前回のセミナーでは、SNSファンセールスプロデューサーの蠣崎希さんをお招きして、Instagramのプロフィールとリール動画を掛け合わせた「プロフィールリール」の作り方をレクチャーしていただきました。

蠣崎さんが教えてくださったのは、人の心を動かすストーリーメイキングに欠かせない「STAGEの法則(※)」と、プロフィール作成で意識すべきポイント。

(※)「STAGEの法則」とは?

人の心を動かす5つのステップ「Situation (今、挑戦すること)・Trouble(挑戦への問題)・Action(行動)・Goal(得たい結果)・Evaluation(使命)」の頭文字をとったもの

エピソードは実績や数字よりも、強烈な印象として記憶されます。丁寧に作り上げたストーリー動画は人の心を動かし、たくさんのお客さまを引き寄せるとのお話でした。

若手インフルエンサー・あやさんから学ぶストーリー作り

そしてセミナー後半となる今回は、SNSの総フォロワー数10万人を誇るあやさんに電話取材した内容をシェアしてくださった実歩さん。

あやさんはフリーランスを目指す20代向けの発信をしつつ、生徒数400名以上のSNSスクールも運営しておられる若手起業家です。

「もし私が鬱々としていた20代の頃にあやさんの動画を見ていたら、絶対にフォローしてたはず!」と熱く宣言される実歩さん。

早速、あやさんの魅力的な動画作りを見ていきましょう。

◆ストーリー動画の作り方

あやさんが教えてくださった、ストーリー動画を作る手順は以下の通りです。

  1. 恋愛・美容系ジャンルのリールを中心にリサーチする
  2. 数字よりもストーリーを重視して原稿を書く
  3. 原稿を読み上げて、ボイスメモなどのアプリで録音する
  4. 原稿を読んだ音声を使用し、Vlloなどのアプリで動画を編集する

なかでも、あやさんが時間をかけているのが、どのような動画が支持されるのかをリサーチすること。

現在の流行りや最新の撮影方法などは、Instagramだけでなくnoteなど幅広い媒体で情報を集めます。また、恋愛系の講師が発信する内容などもチェックして、感情に訴える動画作りを心がけているそうです。

出典:Instagram

そして、あやさんが作るストーリーの原稿は、Before-Afterを見せることがポイント。環境や気持ちの変化などをしっかり見せることで、人の心に響くストーリーに仕上げているとのお話でした。

◆ストーリーを作るときに意識すること

次に、あやさんがストーリー動画を作る際、どのようなことを意識しているのかを教えていただきました。

まず「誰に何を伝えたいのか」を決めて、相手の感情に寄り添うこと

そして、できるだけ具体的に心情を表現することが、相手の共感を呼ぶポイントになるそうです。

また、あやさんが大切にしているのは「今よりちょっと良くなったら」と感じる女性ならではの観点。

具体的には、以下のような心情です↓

  • 生活が今より豊かになったらいいな
  • 素敵なカフェで仕事ができたらいいな
  • 好きな人とだけ一緒にいられたらいいな

数字や実績などを前面に押し出しがちな男性起業家とは異なり、女性がリアルに想像できる「いいな」が、多くの共感を呼んでいるのでしょう。

◆共感を重視しつつきちんと導線を引く

なお、あやさんのInstagramは日常をみせているものが多く、ビジネスのノウハウはまったく話していないとのこと。

何気ない日常にある自身のストーリーが、多くのファンを生み出しているのです。

たとえば「私はこんなことができるようになったよ」「こんなふうに変わったよ」と、ふんわり語りかけることでフォロワーの「自分も変われるかも!」という感情を刺激しつつ、最後にはしっかりPRも入っているところは、正に秀逸。

あやさんのリール動画は、見た人の感情が揺さぶられたタイミングでLINE登録のご案内が表示され、とても自然な流れで次のステップへ進めるようにできているのです。

リール作成をアウトソーシングするのも一つの手段

最後に実歩さんは「リールは自分で作らなくても良い」とおっしゃいます。

多くの人が関わることで自分の主観に偏りすぎず、さまざまな視点から切り込んだ作品ができるからです。

実際、あやさんが公開している動画も音声のみを自分で担当し、その他の制作や編集・投稿はすべてアウトソーシングしているのだとか。

実歩さんが起業したころは、なんでも一人でやる起業家ばかりでした。しかし、今の若手起業家たちは早い段階での分業が主流。それぞれが得意分野のスキルを発揮することで、効率よく質の高い作品を仕上げているのです。

また「自分はこれができる!これが得意!」というスキルでつながっているからこそ、人材を紹介するのが上手で、どんどんご縁を広げて飛躍しているとのお話でした。

まとめ

今回のセミナーでは、若手インフルエンサーのあやさんから「ストーリー×リール動画」で心を動かすストーリー動画の作り方を学びました。

見る人と近い距離感で作られているあやさんの動画は、多くの人の共感を呼びます。そこには、人の心を動かすストーリーがあるからです。

皆さまもぜひ、魅力的なストーリー動画を作り、新たなお客様との出会いにつなげていきましょう。

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