鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、10月4日(金)10:00より開催された第134回CMMセミナーの様子をお届けします。
ライブ配信はコミュニケーションの場
毎月テーマを決めて開催しているCMMセミナー。10月のテーマは「影響力を高めるコミュニケーション術」です。
オンラインでビジネスをする起業家に大事なのは「自分の小さい場の中で、いかに影響力を持つ人間になれるか」です。そのためには自分に共感し、尊敬・信頼してくれる人を見つけ、その方たちと濃い関係を築くのがとても大切。
濃い信頼関係が自分の自信となり、コミュニティを広げていくうえで大事な足がかりとなります。まずは1対1から、そして少しずつ輪を広げて影響力を育んでいきましょう。
2024年は「ライブコマース」と「コラボライブ」に注目!
実歩さんは今回、お客さまとより良いコミュニケーションを図るために効果的なライブ配信の活用方法を解説してくださいました。
今のライブ配信で特に注目されているのが「ライブコマース」「コラボライブ」の2つ。
2020年のコロナ禍以前、オンラインビジネスはメルマガやブログが中心でした。しかし今は、リアルタイムでのやり取りが可能なライブ配信が主流。なかでも注目されているのが「ライブコマース」と「コラボライブ」なのだそうです。
◆ライブコマース市場が熱い!
まずは、急成長しているライブコマース市場です。
ライブコマースとは、視聴者がリアルタイムで商品を購入できる仕組みのこと。視聴者との距離が近く、商品の使用感や特徴をリアルに感じてもらえる点が、従来の販売手法とライブコマースの大きな違いです。
コロナ禍を転機に、多くの大手企業がこの新しい手法を取り入れるようになり、売上を大きく伸ばしてきました。
ライブで説明しながら商品を実際に見せることで、視覚と聴覚の両方が刺激され、お客さまは「商品購入後の自分の姿」をありありと想像できるようになります。
購買意欲が高まったところで、そのまま購入手続きに移れるライブコマースは、今オンラインで一番熱い市場だといっても過言ではないでしょう。
◆コラボライブは新たな認知をもたらす
また、他者とのコラボライブは、新しい認知を得るための重要な手段です。
コロナ以前は「個人のブランド」を強調するために、他者との境界線を厳しく保つことが重視されていた時代。しかしコロナ禍が明けた2024年は、その境界線を重ねたコラボライブでお互いのフォロワーを行き来させる時代へと変化しています。
たとえば異なるジャンルの配信者がライブで対談すれば、お互いの専門知識や技術をシェアし合って、双方のフォロワーに新しい体験を提供できるでしょう。すると、視聴者にとって新鮮で興味深いコンテンツが生まれ、通常の配信では得られない新たなお客さまを呼び込めるのです。
つまり、コラボライブは単なる交流を越え、自身のコミュニティ形成にも大いに役立つもの。ライブ配信が主流になった現代では、とりわけその重要性が高まっているのです。
影響力を高めるライブ配信テクニック
そしてセミナーの後半では、すぐに活用できる効果的なライブ配信のテクニックを教えてくださった実歩さん。
早速、詳細をみていきましょう。
◆ライブ配信で経験や知識をアウトプットする
ライブ配信はお客さまとの信頼関係を築くために、とても有効な手段。とはいえ、話す内容に困る方も多いでしょう。そのようなときは、日々の経験や学んだことをライブ配信でアウトプットしてみてください。
ここで実歩さんは、アウトプットで得られる定着率について、ラーニングピラミッドの図解を使いながら解説してくださいました。
上の図の通り、インプットだけでは学習定着率が50%を下回りますが、しっかりアウトプットすることで学習定着率は飛躍的に伸びるのです。
日々聞くこと・体験することすべてをどう人に伝えるか考えながら行えば、自分の知識も深まるでしょう。
私たちも、日常で得た体験や知識をライブ配信でこまめにアウトプットし、お客さまとの接触頻度を増やして信頼関係を深めていきたいですね。
◆最初にライブ配信のテーマを伝える
また、ライブ配信で話すテーマは1つに絞り、あらかじめ視聴者に伝えることが大切です。というのも、テーマが決まっていればより深く内容を掘り下げられるうえ、アーカイブで視聴する方が聞く準備を整えてから再生できるから。
途中から参加した方にも分かりやすくするため、テーマやタイトルを画面に表示しておくとさらに効果的です。
さらに、何回かに一度は自分のエピソードを交えて話すのが良いそうです。素の自分を見せれば距離が縮まり、フォロワーからの信頼が得られるでしょう。
テーマに沿って体験や感情をシェアし、視聴者に共感していただくことが、より強い絆へとつながるのですね。
◆参加者の名前を呼びコメントを拾う
加えて、ライブ配信ならではの特別な体験として、参加者の名前を呼ぶことやコメントを拾うことが挙げられます。
それぞれのメリットはこちら↓
名前を呼ぶ | 距離感がグッと縮まり、参加者の満足度が大きく向上する |
コメントを拾う | 意見や反応が大切にされていると感じた参加者と、より深い絆を作れる |
収録された動画では決して味わえないこの瞬間は、参加者にとって非常に嬉しいものです。収録された動画では決して味わえないこの瞬間は「次回もリアルタイムで参加したい」と思うきっかけとなるに違いありません。
そして距離感の近さは、参加者が自発的に意見や感想をシェアしたくなる雰囲気を作り、コミュニケーションの促進に役立ちます。
結果として、ライブ配信が一層活気に満ちたものになり、より豊かな体験を共有できるでしょう。
まとめ
今回のセミナーでは「影響力を育てるためのライブ配信活用法」についてお届けしました。
セミナー当日はアメリカ・ダラスを訪れていた実歩さん。海外に滞在する間は毎日インスタライブを行うそうです。ライブ配信を習慣化すれば、影響力やブランド力が高まります。
皆さまもライブ配信を通じて、お客さまやフォロワーとの信頼関係を築いていってください。