鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、11月1日(金)10:00より開催された第136回CMMセミナーの様子をお届けします。
時間の使い方を変えれば人生の質がアップする
毎月テーマを決めて開催しているCMMセミナー。11月のテーマは「人生の質が上がるスケジュール管理術」です。
起業家にとってビジネスの成功や発展は、充実した人生に必要不可欠な要素。
しかし、1日24時間という枠を効率よく活用していかなければ、ビジネスで成果は出せません。まずは自分の習慣と時間の使い方を見直し、スピーディかつ効率的に成果につなげていくのが大切です。
セミナー前編となる今回は、ビジネスを飛躍させるために時間の使い方をどう変えていくべきなのかを教えていただきました。
上手にスケジュールを組むためのポイント3つ
起業家はお客さまに対しての責任があるため、予定したスケジュールをきちんとこなさなければなりません。それには、上手に時間を使うことが必要です。
今回のセミナーで実歩さんは、効率よく時間を使うために必要な3つのポイントを教えてくださいました。
1.重要なタスクを見極める
まず、自分が「やるべき」だと思っていることの中で、本当に重要なタスクを見極めましょう。そのためにはタスクを時間管理マトリックスに当てはめるのが有効な手段です。
ここで注目すべきなのは、急に来る相談の電話や来客など「すぐに対応しなきゃ」と思ってしまうタスク。これらは「お客さまのために」と思ってその場で対応しがちではあるものの、意外に緊急ではないことが多いと実歩さんはおっしゃいます。
たとえばお客さまから相談の電話がかかってきた場合は、ひとまず内容のみを聞き、後日お返事するようにしてみましょう。時間を置いて考えればベストな答えに加えて必要な提案なども導き出せるため、お互いにとって良い結果となるはずです。
ビジネスをしていれば、タスクは毎日増え続けていくもの。しかし、それぞれの優先順位を明確にしておけば「いま、何をすべきなのか?」と悩まずにすみます。
さらに「緊急度の低いタスクを先にやってしまった」「予定にないことをしたから、今日やるべきことができなかった」といった失敗がなくなるため、メンタルが安定するとともに、パワーを温存できるようになるでしょう。
2.1日の最優先タスクを決めておく
また、1日のスケジュールを考える際は、センターピン(最も重要なこと)を決めておくのも大切。
たとえば実歩さんは、今回のセミナー前の4日間(10月28日~10月31日)に以下のようなセンターピンを設定していたそうです↓
日付 | センターピン | 必要な準備 |
---|---|---|
28日 | 「めざチア」ビジネスマンデー | 2025年1月に開催する起業家カンファレンスに参加申し込みできる流れを作る |
29日 | 「マイ・メッセージ」リアルセミナー | リアルセミナー参加者に感動的な体験を提供するための要素・素材を作る |
30日 | LAカンファレンス参加者募集のDM送信 | DM送信先リスト、DMに書く文章を作成する |
31日 | 136回CMMセミナー | 新メンバーにコミュニティの良さと価値が伝わるような内容を考える |
このようにセンターピンを決めれば、それを達成するために必要なタスクも明確化されるため「今やるべきこと」に集中できます。
加えて、仕事が進むスピードや充実度も飛躍的にアップするに違いありません。
3.必要な時間をブロックしておく
そしてスケジュールを立てる際は、やるべきことに必要な時間を先に確保(ブロック)しておきましょう。
実歩さん曰く、特に重要なのは以下の2種類の時間とのこと↓
- ビジネスに必要な時間
- 自分のために必要な時間
ここで言う「ビジネスに必要な時間」とは、売上につながる活動をする時間を指します。具体的には1ヶ月ごとにビジネスのテーマを決め、確保した時間枠にするべきこと設定していくと良いそうです。
たとえば実歩さんは「新しくコーチングのプログラムを作る」という目標のために、週に1回、2時間の枠を確保。続いて、各週にやるべきこと(リサーチ、要素出しなど)をスケジュールに入れているとのお話でした。
加えて、自分のために使う時間も欠かせません。友人や家族などと過ごす時間や自分が健康でいるための時間など、何を優先するかは自由です。
ただし、睡眠時間は必ずブロックしておきましょう。自身の体調が万全でないと、仕事のパフォーマンスも落ちてしまうからです。
なお、実歩さんは大きなイベントに臨む際、疲れを取るためのメンテナンスもセットでスケジュールを組むのだとか。
しっかりと自己管理ができてこそ、ビジネスを継続して成果へとつなげていけるのですね。
まとめ
今回のセミナーは、ビジネスに有効な時間の使い方をテーマにお届けしました。
「自分にとって本当に必要なタスクは何なのか?」を改めて考える良い機会になったのではないでしょうか?
皆さまもぜひ不要なタスクを断捨離して、効率よく時間を使ったスケジュールでビジネスを飛躍させていってください。