鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、12月20日(金)10:00より開催された第139回CMMセミナーの様子をお届けします。
前回のおさらい
12月のCMMセミナーテーマは「理想の価格で利益を最大化する方法」です。
新しい年に向けて、価格の見直しをしたい12月。前回のセミナーで実歩さんは、価格を設定する際には提供するものの価値に焦点を当てて考えることが大切だと教えてくださいました。
高額な商品でもお値段以上の価値を提供すれば、お客さまは自ずと集まるはず。個人でビジネスを成功させるために、高単価商品を作りましょう。
また、講座やサポートを購入してくださるお客さまは、変化を求めているもの。確実に変化を提供するためには、パッケージ商品を作るのが良いとのお話でした。
高単価商品の作り方
高額商品を作るのが良いとは言っても、何を売るべきなのかが分からない方も多いでしょう。そこで実歩さんは「最初の高額商品を作る方法」を2段階に分けて伝授してくださいました。
- 金額に見合った価値を作る
- メニューを2つに分ける
早速、見ていきましょう。
1.金額に見合った価値を作る
お客さまに高額商品を買っていただくためには、商品の額に見合った価値を作る必要があります。そのためには、自分の「時間」を使うのが良いとのこと。
自らのブランド力や実績のない段階なら、お客さま一人ひとりに多くの時間を費やせるはずです。個別コンサルや個別添削指導など1対1でお客さまと接する高額商品を作り、手厚いサポートを提供しましょう。
実歩さんの場合、最初に作ったのは3ヶ月継続セッション10万円パッケージ。3ヶ月の期間、お客さまに寄り添ってサポートをしていたそうです。
自分の時間を使って手厚いサポートをすれば、お客さまは満足しますし結果も出やすくなります。さらに最初のお客さまが成果をあげれば、次のお客さまを募集しやすくなるに違いありません。
まだ高額商品を作ったことのない方こそ、手厚いサポート付きの商品を作るべきなのです。
2.お客さまが増えてきたらメニューを分ける
お客さまが増えてきてスケジュールがいっぱいになると、価格が時間と労力に見合わないと感じるようになります。それは、あなた自身の価値が上がってきた証拠。
そのようなフェーズに入ったら、商品を2つのメニューに分けましょう↓
1 | 個別サポートのない通常プラン | グループサポートなど1対多でできるもの |
2 | 個別サポート付きの高単価プラン | 通常プランに加えて個別コンサルが付く |
サービス内容を明確にして、料金に応じた価値を提供します。例えば飛行機の座席料金と同じように、お客さま自身がサービス内容を選ぶのです。
お客さまが自分で選ぶからこそ、料金によってサービス内容に差があることに納得していただけます。
また、明確にメニューを分ければ「あなたの時間」の価値を周囲にはっきりと伝えられます。「お金を払っているからこそ受けられる個別サポート」を明確に差別化しましょう。
お客さまに商品の価値を伝えられる提案書を作ろう
また、お客さまに価格の正当性を伝えるためには、商品の良さやメニューによる違いを正確に提示しなければなりません。どんな商品でも良さをしっかり伝えられてこそ、購入していただけるのです。
そのためには、お客さまへの提案書をきちんと作ることがとても大切。
カリキュラムはもちろん、サポートに含まれるもの・含まれないもの、スケジュールなどを明記した提案書を作っておきましょう。
お客さまが期待する「価値」と提供するものとのズレが起きないように、購入していただく前に提案書でしっかりと説明するのです。
- 教材の内容
- サポートの説明
- 継続サロンの内容
- フォローアップのメール
- リアル会の日程(具体的に)
ここで実歩さんは、ご自身の主力商品「SNSビジネスの教科書“マイ・メッセージ”」をプロモーションをした際の提案書(スライド)を紹介してくださいました。
教材の内容はもちろん、セミナーやコミュニティの内容、認定コーチによるサポートなど、すべてを細かく説明してあります。
販売時にお約束している中身が明確で、提案を受け取ったお客さまが商品を正確に理解できるため「思っていたのと違う」というお客さまからのクレームやトラブルは一切なかったのだそうです。
商品の内容と価値をしっかり伝えているからこそ、お客さまが気持ちよく購入してくださるのですね。
まとめ
今回のセミナーでは、高額商品の作り方と売るためのコツをお届けしました。
高単価商品を作るのは、誰でも最初はためらうでしょう。しかし、低単価では忙しくなるばかり。高単価の商品なくして個人ビジネスの成功はあり得ないといっても過言ではありません。
また高単価であれば、お客さまが覚悟をもって挑んでくれるという側面もあります。だからこそ、きちんと価格設定をすることが大切なのですね。
年末年始は価格を見直すのにとても良いタイミングです。皆さまもぜひ、自分の高額商品を作ってみてください。