鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、2月21日(金)10:00より開催された第143回CMMセミナーの様子をお届けします。
前回のおさらい
「実践!売れ筋商品づくりロードマップ」をテーマにお届けしている、2月のCMMセミナー。

準備編である前回は、売れ筋商品を作る際のポイントを教えていただきました。
まずは、何を商品にするかを考えるときは、自分の経験を掘り起こすと良いとのこと。特に以下の3つの経験は、売れ筋商品づくりのヒントになるそうです↓
- 乗り越えてきたこと
- 積み重ねてきたこと
- 人よりも詳しいこと
さらに売れ筋商品は、以下いずれかの条件を満たしていることが多いとのお話でした↓
- 作り手の情熱が込められた商品
- 理想の自分に近づくノウハウ商品
まだ情熱を持って提供できるものに出会っていない場合は、過去の成功体験で得たノウハウを商品化するところから始めてみると良いでしょう。
売れ筋商品づくりのロードマップ〜実践編〜
今回のセミナーでは、モニター募集から商品完成までを3つの手順で教えていただきました。
- モニターを募る
- 実績を積みながらお客さまの声を集める
- お客さまの声を取り入れて商品を完成させる
1.モニターを募る
何を商品にするのかが決まったら、強みや差別化ポイントを考えてサービスを決め、商品のたたき台を作成します。
そして、お客さまの反応を確認するために、モニターとなってくれる方を募集しましょう。

モニターとなってくださるお客さまを募集するためには、以下のような手段があります↓
手段 | 概要 |
---|---|
SNSの活用 | 商品につながるテーマでインスタライブを開催する インスタストーリーズで商品につながるアンケートを実施する |
メルマガ・LINEでの告知 | 興味を示した方を無料セミナーに招待する |
DMでアプローチ | 直接連絡して体験を依頼する |
なかでも個別で連絡できるDMでのアプローチは特に効果が高いとのこと。実際、実歩さんが最近スライド作成などを依頼しているデザイナーさんは、InstagramでDMをいただいたことがご縁の始まりだったのだそうです。
DMを送るにあたって「営業していると思われたくない」「無視されたらどうしよう」など不安を抱く方もいらっしゃるかもしれません。しかし、結果を出している人は例外なく営業活動をしています。
しっかりと意図の伝わるDMを送り、一人ひとりと丁寧に向き合って、あなたから商品を買いたい人を増やしていきましょう。
2.実績を積みながらお客さまの声を集める
モニターが集まってきたら、小さく商品を販売してお客さまの声を集めていきます。
具体的には、以下のような質問に回答してもらうと良いとのこと↓
- 整理したかったお悩みは何か
- コーチの印象はどうだったか
- 体験したことで気づきや変化ははあったか
実歩さんはこれらをアンケートとしてお客さまの声を募り、結果をアメブロに投稿していた時期があるそうです。

お客さまの声は、第三者からの貴重な意見。ブランディング戦略に取り入れたり、ご自分をアップデートするツールにしたりして、上手に活用していきましょう。
3.お客さまの声を取り入れて商品を完成させる
そしてお客さまの声を取り入れて、商品を完成させていきます。
ここで意識すべきポイントは以下の7つ↓
- サービスの形を明確にする
- どのお客さまにも安定した成果が出せるよう再現性を高める
- 適正な価格に設定する
- 力を入れて発信するSNSを決める
- お客さまの声を集めて公開する
- 発信する内容を明確にする
- 自分のプロフィールを整えて肩書きを決める
例えば90分のセミナーであれば「どのタイミングで」「何を」「どのように」行うのか、何をお話しするのかを具体的に決めましょう。さらにゴールを明確にしたうえで、どのお客さまでも同じように成果を出せるよう再現性を高めます。
また、今はSNSがたくさんある時代ですが、売上が安定するまでは自分が得意とする場所に絞って集中的に発信していくのが良いとのお話でした。
実例:未来シフト起業塾の立ち上げ
最後に実歩さんは、ご自身が起業を教え始めた頃を振り返り、実際に行ってきたことを教えてくださいました。
起業当初はコーチングを教えていた実歩さんですが「どうやったらSNSを使った仕事ができるようになるのか」「私も家で仕事ができるようになりたいけど、どうしたらいいのか」などと質問されることが多かったそうです。
お客さまの声を聞いて「みんなビジネスについて知りたいんだ」と感じた実歩さんは、ビジネス講座をつくろうと決意。以下の手順で起業塾を立ち上げました↓
少人数のビジネスグループセミナー「ゼロからの女性お一人様起業セミナー」を開催
お客様がどういうことを知りたいのか、どうやったら明確なビジネスの形にできるのかをリサーチ
「未来シフト起業塾」のたたき台作成
110名以上の方と電話セッションや面接を行い、最初の塾生を選抜
お客さまの反応をもとに、ブラッシュアップしていく
こうして完成した「未来シフト起業塾」が進化を重ね、大ヒット商品「SNSビジネスの教科書“マイ・メッセージ”」へとつながったのです。
まとめ

今回のセミナーでは、売れ筋商品づくりの仕上げであるモニター募集から商品完成までをお届けしました。
自分の力だけでは、良い商品を作り上げることはできません。お客さまの声を集め、ブラッシュアップを重ねてこそ売れ筋商品が完成するのです。
皆さまも積極的に周囲の協力を募って、自分だけの売れ筋商品を完成させてみてください。