鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」は、数百名もの女性起業家が集うコミュニティ。
日本国内のみならず、海外でビジネスを展開しているメンバーも多数所属しており、皆さまのビジネスの発展とメンバー同士のつながりを深く育てることを目指しています。
また、月に2回開催されるセミナーでは、実歩さんの公開コンサルや最新ビジネス情報のシェアなど、毎回盛りだくさんの内容をお届けしているCMM。
本記事では、4月18日(金)10:00より開催された第147回CMMセミナーの様子をお届けします。
前回のおさらい
「成果が出る!満足度が高い!プログラム(講座)の作り方」をお届けしている、4月のCMMセミナー。

概要編である前回は、お客さま満足度が高い講座設計の根底となる要素や考え方を教えていただきました。
まず、お客さま満足度を高めるためには、以下の7つの要素を踏まえて講座を設計する必要があるとのこと↓
- 対象者
- 講座の受講期間
- 金額
- 提供する結果や変化
- 講座のスケジュール
- 学びの形式
- コミュニケーションの頻度、方法
また、ビジネスをスケールアップしていくためには、「1対多」への移行が必要不可欠とのお話でした。
受講生満足度が高い講座(プログラム)の作り方・実践編
今回のセミナーでは、受講生満足度を高める7つの要素の中でも、より具体的かつ実践的なポイントを3つ教えてくださった実歩さん↓
- 参加率を高める講座スケジュールを練る
- 満足度アップに最適な教材を決める
- コミュニケーション体制を整える
それぞれ詳しくみていきましょう。
1 参加率を高める講座スケジュールを練る
最初に取り組むべきなのは、受講生の置かれている環境や今の能力レベルを把握し、カリキュラムのゴールに向けて何が必要なのかを熟考すること。
そのためには、受講生にとってベストな時期はいつかを見極め、徹底的に寄り添った講座計画を作成しなければなりません。

また、受講生が参加しにくいスケジューリングや変化が実感しにくい期間設定だと、受講生の満足度は得られません。
例えば、実歩さんが「ビジネス初心者」を対象に手掛けたプロジェクトである「未来シフトコーチング」では、以下の講座スケジュールやゴール目標を設定しています↓
- スケジュール:1ヶ月(既存サービスにつなげるミドル商品)
- ゴール目標:セルフコーチングができるようになる
さらに実歩さんは、講座内容に関する詳しい情報も受講生のために公開しています↓
- キックオフ日、教材配信開始日
- 動画配信日、配信時間
- 音声配信日、配信時間
- アウトプット共有会(週1回)、実施時間
「未来シフトコーチング」では、会社員や主婦などの自由な時間に制限がある方を受講対象にしています。そのため、事前にこれだけの情報を公開し、受講生の準備態勢を整えることで、高い参加率の講座を運営することに成功しているのです。
2 満足度アップに最適な教材を決める
また、受講生が無理なく、楽しくゴールに向うためにも最適な教材を設定する必要があります。

注意すべきなのは、受講生のニーズやモチベーションを無視した教材を提供してしまうこと。それでは、受講生が内容を十分に消化できずに講座の満足度が低下してしまいます。
そこで実歩さんは、さまざまな教材のスタイルや特徴を紹介してくださいました↓
教材スタイル | 特徴 | 向いている講座タイプ |
---|---|---|
動画+テキスト | ・いつでも視聴できる ・反復学習に強い | 知識・スキル習得型 |
音声+メール配信 | ・隙間時間で学べる ・習慣化しやすい | マインド変容・インプット型 |
ライブセミナー (オンライン) | ・参加型で臨場感がある ・モチベーションが上がりやすい | 実践・対話・変容促進型 |
リアル対談セミナー | ・圧倒的なエネルギー体験ができる ・短期集中型に向いている | マインド・感情の動き重視型 |
テキスト・ワークブック | ・自分で考える時間が取れる ・知識を深める時間ができる | 自己探求・自己成長型 |
また、学びのスタイルの提供は、講座タイプの選定だけにとどまりません。カリキュラムや関連教材のデザインにこだわるのも大切なポイントです。
こちらは「未来シフトコーチング」で配布されたワークシートですが、ポップな色合いや可愛いデザインを駆使して、見るだけでも楽しい教材に仕上がっています↓

大切なのは、複数の講座スタイルや教材の提供方法を自由に組み合わせて、受講生の学びを立体的にサポートすること。
現在講座を運営している方は、今一度しっかりと教材を見直して、自分だけの学びのスタイルを確立させていきましょう。
3 コミュニケーション体制を整える
満足度をアップさせる講座には、コミュニケーション設計も欠かせません。
具体的には受講生同士が刺激し合える環境作りや、カリキュラムでつまづいた時のフォローアップ体制などを整えておくと良いでしょう。

ここで注意すべき点は、受講生のことだけを考えるのではなく、運営側が無理なく続けられる体制かどうかも加味して講座設計を行うこと。
運営側に無理があるコミュニケーション設計にしてしまうと、実現が困難になったり手が回らなくなったりしてしまうからです。
無理のないコミュニケーション設計の例は、以下の通り↓
- 即時対応ではなく、対応期限を設定して返信する
- コミュニティでの発言可能時間を設定する
定期的なアウトプットの場があることや、仲間との会話ができる環境が整うだけで、受講生の成果は段違いにアップします。
ZoomミーティングやLINEオープンチャットを活用して、運営に無理のない交流体制を確保しつつ、受講生が変化を感じやすい環境を設計していきましょう。
実例:受講生満足度98%!「SNSビジネスの教科書“マイ・メッセージ”」の場合
ではここで、実歩さんが手がける講座の受講生満足度が高い理由を、実際に7つの要素に当てはめながら、ひも解いていきましょう。
今回は、受講生満足度98%を誇る「SNSビジネスの教科書“マイ・メッセージ”」を解説していきます。

「SNSビジネスの教科書”マイ・メッセージ”」の講座内容を、7つの要素に分けた結果がこちら↓
受講生の多くはビジネス初心者で「これからオンラインでビジネスをやってみたい」「事業を拡大していきたい」という方々が過半数を占める
・「SNSビジネスの教科書”マイ・メッセージ”」オンライン教材(サイト登録から2年間)
・認定講師によるグループコンサル(開始月から3ヶ月間)
ビジネス参入への志が高く、この金額を払ってでもビジネスのノウハウを身に着けたいと強く願う受講生が集まる値段設定。
自分自身がこれから発信していくべきメッセージ、つまり「自分の使命」と向き合い、オンライン教材づくりを通して使命に沿った生き方を実現する。
受講生の使命を決めるところから、商品を売るコミュニティを作成していくまで、全12章にわたってサポートしていくプログラム。
・動画教材40本、スライド1200ページを一括ダウンロード可能
・3ヶ月間のメール配信
・鈴木実歩主催オンラインビジネスコミュニティCMM(月額制)参加権利
・認定講師の3ヶ月間グループコンサル(月3回開催)
・倉橋麻央のビジネスコミュニティNext Stage(月額制)参加権利
このように7つの要素に分解してみると、実歩さんの明確なビジョンが講座設計に強く反映されていることが分かります。
さらに認定講師の育成によって「1対多」への講座運営が最適な状態で行われているところは、さすがの手腕。
「SNSビジネスの教科書”マイメッセージ”」の高い満足度は、実歩さんの受講生に対する熱意とサポート精神が伝わる講座設計によって、お客さまからの信頼を勝ち得た結果といえるでしょう。
まとめ

今回のセミナーで実歩さんは、受講生満足度を高める7つの要素の中でも、より実践的な3つのポイントを教えてくださいました。
受講生の特徴やニーズを把握し、最適なサポート体制を確立できているかどうかが、受講生の満足度を大きく左右します。
実歩さんの手がける「SNSビジネスの教科書“マイ・メッセージ”」を参考にして、あなただけの売れ筋講座を作っていきましょう。