つい反応したくなるセールスレターの書き方~CMM大学水曜講義~

CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。

月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。

CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。

本記事では、2023年8月9日(水)10:00より開催された、第14回水曜講義の様子をお届けします!

講師・吉田紋子さん(ヨッシーさん)のプロフィール

今回の講師は「ヨッシーさん」の愛称で親しまれている、営業セールスコンサルタントの吉田紋子さんです。

ヨッシーさんは、とても天真爛漫なお方。今回の講義に「60分間笑いながら見るだけで…」とサブタイトルがつけられているように、笑うこと・楽しむことを大切になさっています。

また、自称「実歩さんのオンラインストーカー(!)」でもあるヨッシーさん。

その歴史は長く、実歩さんが起業して間もない2014年からずっと大ファンなんだとか!大好きな実歩さんの考え方や感覚を近くで学びながら女性起業家として活躍できていることに、幸せを感じているそうです。

現在は、23年の営業経験を活かして「稼げる女性を増やしたい」という使命のもと、セールスプロモーションの伴走やプロデュースをしておられます。

セールスレターはラブレターと思って書く

講義冒頭で「セールスレターはラブレターのようなもの」とおっしゃるヨッシーさん。

そもそも営業は昔から「恋愛・恋心」に似ていると言われており、かけ引きによって相手の心を商品やサービスを購入するところまで動かしていくからです。

また、自分の想い(ラブレター)が相手に届くか否かは、返信しやすい内容かどうかにかかっているとのこと。

ここでヨッシーさんは「返信しやすいセールスレター」と「返信しにくいセールスレター」の違いを教えてくださいました↓

返信しやすいセールスレター返信しにくいセールスレター
何気ない会話や相手を気遣う言葉から入る結論(商品の訴求)から入る
きちんとリサーチされていることが分かる明らかにコピペだと分かる
相手が読みやすいコンパクトな文一方的な長文
絵文字や顔文字を含んだ文句読点のみの文

例えば、何気ない会話や相手を気遣う言葉とは「暑い日が続いていますね!」「最近どうですか?」など。リサーチされていることが分かる文とは「〇〇さんのSNS見ました!お子さまの写真がとても可愛かったです!」といったメッセージです。

このように相手を思いやり、一生懸命に書いた文章は人の心を動かすので「セールスは断るにしても、ちゃんとお返事しよう!」と思われやすいそうです。

返信があれば言葉のラリーが始まり、やりとりができる関係性になります。

すると、その人との間に「ラポール=信頼関係」が生まれ、ビジネスが良い方向に進みやすくなるとのお話でした。

自分の営業タイプを知ろう!

また魅力的なセールスレターを書くためには、自分の営業タイプを知っておくことも大切。

なぜなら恋愛にも「肉食・草食」とあるように、営業にもその人にあったやり方があるからです。

よって、まずは恋愛に置き換えて自分が以下のどのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。

それぞれのタイプからわかる営業のスタイルは以下のとおりです。

自分から告白するタイプ
  • 断られても落ち込みにくい
  • ガンガン営業して成約を取りに行く
  • 「数を打って当たれ!」と思って淡々と取り組む
自分に好意がある人に告白するタイプ
  • コミュニティ内の営業が得意
  • 積極的になりすぎると心が折れやすい
  • 自分のファンに営業するのが向いている
相手に告白させるタイプ
  • 相手とのかけ引きを楽しむ
  • コツコツ成約に運んでいく
  • 相手を立てたりサポートしたりするのが得意

なお、4つ目の「どれにも当てはまらないタイプ」に該当したとしても、心配はいりません。

ヨッシーさん曰く、このタイプの方も他のタイプの要素を何かしら持ち合わせているとのこと。

また恋愛と同じくセールスも思うようには進まないので、試行錯誤しながら自分にあったやり方を見つけていくと良いそうです。

受講者のセールスレターを公開添削しました!

講義中には、受講者のセールスレターをヨッシーさんが公開添削する時間もありました。

ここからは、その様子をお伝えしていきます!

1.体質改善プログラム参加を目的としたセールスレター

まず、体質改善プログラムへの参加を誘うためのセールスレターです。

【レターの内容】
こんにちは!kotomiです!暑い日が続いていますね。
お元気でしょうか?

〇〇さんが行った金沢にも先日行ってきまして、お伝えいただいたアドバイスがとても役に立ちました。ありがとうございました。

今日は、〇〇さんにお伺いしたいことがありご連絡いたしました。

〇〇さんは体質改善に興味ありますでしょうか?

もし興味ありましたら、今度体質改善のプログラムを実施しようかと思っているので、もしよろしければお話させていただければと思っております。

興味がなかったら大変失礼しました。
体質改善やダイエットにとても効果的なので、いい機会になったら嬉しいと思って連絡させていただきました。

それでは、引き続きレッスンでお会いできることを楽しみにしております。

ヨッシーさんは「相手のアドバイスを参考にしたお礼を述べていたのはいい!」と評価したうえで「具体的に、お相手のアドバイスがどのように役立ったのかを書きましょう!」と助言されました。

また「体質改善の効果をもっと書いてあげるべき」ともアドバイス。

例えば、今は夏なので体質改善が夏太り対策になることを伝えたり、女性に響きやすいテーマで生理痛の緩和やウエスト周りのダイエットに効果的なことを教えたりするなど。

お客さまがあなたの商品を購入した後の未来を想像できるような内容にすると、心に響きやすくなるとのことでした。

2.Instagramのリール・ライブ講座の入会を誘うためのセールスレター

次は、Instagramのリール・ライブ講座の入会を誘うためのセールスレターです。

【レターの内容】
〇〇さん、毎日暑い日が続きますね。〇〇さんのお子さまの笑顔に癒されております。先日のFacebookでの投稿にほっこりしました。

今日は〇〇さんに伺いたいことがあってご連絡させていただきました。

〇〇さんは、Instagramのリールやライブに興味ありますか?私自身、リールをテコ入れしたら、リーチが10倍、公式LINEのお友達が100人以上増えました。

8月◯日に、Instagramのリール・ライブ講座を開催します。ご興味あれば参加されませんか?

興味なかったら大変失礼しました。

これからInstagramを伸ばしたいならリールとライブを強化するとガラッと集客が変わりますよ(^^)

引き続きFacebookでどうぞよろしくお願いいたします♡ライブにも遊びにきてくださいね(^^)暑い日が続きますが、ご自愛ください♡

ヨッシーさんは、添削希望者がすでに面白いリールをいくつも投稿している事実から「実績として、もっとリールの存在をアピールすべき!」とアドバイスしました。

例えば「私こんなリール作ってるんですけど、見てくれてますか?」「最近こんなリールをあげてみたのでよかったら見てください」など。

できあがった作品を実際に見てもらうことで「私もこんなリールが作ってみたい!」と心を動かすきっかけになるそうです。

3.旦那さまにお願い事をするときのレター

最後は、旦那さまにお子さまのお迎えをお願いするときのレターです。

先述したように、セールスレターはラブレターのようなもの。そのため営業のときだけでなく、夫や彼氏といったパートナー宛のレターとしてもセールスレターは応用できるそうです。

【レターの内容】
お疲れさまです。昨日は洗い物してくれてありがとう。
とても助かったし気持ちが楽になりました。

来週のお迎えのことでお願いしたいことがあるのですが、水曜日15:00の都合はどうでしょうか。

実はミーティングの時間が長引くかもしれなくて、学童へのお迎えに行ってもらえたら助かるのですが。もし難しければなんとか調整しますので教えてね。

それでは、お仕事頑張って。少しでも一息つける時間がありますように。

ヨッシーさんは、所々で表現が硬い言葉があることに気付き「もう少し表現を柔らかくしてみましょう!」とアドバイスされていました。

例えば「気持ちが楽になる→嬉しかった♫」「なんとか調整しますので→なんとかするから考えてみてもらえるかな?」にしてみるなど。

また絵文字を入れて全体的に明るい印象のメッセージにすると、相手に喜んでもらいやすくなるそうです。

受講者の声

今回も、受講者の皆さまから多くのコメントをいただいております↓

ありがとうございました!勉強になります!絵文字を付けることと、気持ちを伝えることを意識していきます!

お手紙でいきなり本題に入らない…忘れていました!

セールスレターはアレンジ必須ですね。コピペ丸わかりな文章は読みたくなくなります…

一人ひとりが「どのような内容にすれば相手に想いが届くのか」と真剣に考えておられるのが伝わってきました!

まとめ

今回はCMM大学第14回水曜講義「つい反応したくなるセールスレターの書き方」をお届けしました。

インターネットの発達やセキュリティ強化による直営業が減少した現代社会では、オンラインで営業する機会が増えてきています。そのため、今後ますますセールスレターを書くスキルが必要な時代となるでしょう。

大切なお客さまを思い浮かべながら、つい反応したくなるような魅力的なセールスレター(ラブレター)を作成してみてくださいね!

ヨッシーさんこと吉田紋子さん、このたびは素晴らしい講義を開催してくださり、本当にありがとうございました!

吉田紋子さんのメディアはこちら↓
  • URLをコピーしました!