CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2023年9月20日(水)10:00より開催された、第17回水曜講義の様子をお届けします!
講師・池田絹代さんのプロフィール
今回の講師を務めるのは、イメージブランディングクリエイターの池田絹代さんです。
起業前はアパレルメーカーやインテリアショップなど数々のブランドでマーケティング業務を担当し、出張で海外を飛び回っていたという池田さんですが、妊娠を機に退職。
育児が落ち着いたタイミングで新たに仕事を探していたところ、パーソナルスタイリストという職業を知り、そこからファッションを軸としたビジネスで起業されたのだそうです。
現在はファッションとコーチングで、女性経営者・起業家のブランディングを加速するファッションを提案しておられます。
リーダーはビジョンを全身にまとう
まず、ビジネスファッションを目的とするなら「リーダーとしての自分らしい姿を意識した衣装選び」が大切とのこと。
そのうえでファッションを楽しむことにフォーカスしていくと、実歩さんのように周囲から愛されるリーダーになれるのだそうです。
また、実歩さんから魅力的なオーラが溢れ出ている理由は「ビジョンを全身にまとっているから」だとおっしゃる池田さん。
ここで言うビジョンとは、ビジネスにおける「こうありたいと思う姿や自分の志」のことです。
実歩さんはビジネスに対するビジョン(内面)をファッション(外面)を通して表現しており、内面と外面が一致している状態。その一貫性に人々は共感や憧れ、信頼を抱くのだそうです。
ファッションは、自分のビジョンを発信できるコミュニケーションツールでもあるのですね!
自分のビジョンをファッションに落とし込もう!
次に池田さんは、自分のビジョンをファッションに落とし込む方法を教えてくださいました。
「ファッションテイスト診断」という手法で、以下のマップを活用しながら自分のビジョンにあったファッションを見立てていきます。
- 自分のビジョンを言語化する
- 言語化したものをマップのキーワードと照らし合わせ印を付けていく
チェック項目はあちこち分散しても構いません。そのなかでも、チェックが集中したカテゴリーが自分にあうファッションテイストです。
それぞれのファッションテイストがもつ特徴は以下のとおりです。
ファッションテイスト | ファッションの特徴 |
---|---|
ソフィスティケート | 都会的で洗練されたファッション |
フェミニン・ロマンティック | 清楚で女性らしいファッション |
エレガント | 優雅で気品あふれるファッション |
トラディッショナル | 流行に左右されない伝統的なファッション |
エスニック・カントリー | オリジナリティあふれる民族的なファッション |
アクティブ・スポーティー | スポーティーで活動的なファッション |
マニッシュ | かっこいい印象を与える紳士的なファッション |
モダン | 時代の先端をいく現代的なファッション |
自分の内面と外面にしっかりと向き合えば、心がときめいたり、着るとワクワクしたりする服にかならず出会えるでしょう。
「ダサ子」を卒業する方法3Step
続いて、池田さんは「ダサ子(ダサいファッション)」を卒業する方法を3Stepで教えてくださいました。
- ファッション雑誌を参考にする
- 顔まわりを華やかにする
- 小物をうまく取り入れる
Step1.ファッション雑誌を参考にする
まず、自分のファッションテイストに合ったスタイリングイメージを、ファッション雑誌やWebサイトから集めます。
中でも池田さんがおすすめするのは、ファッション雑誌の集約サイト「富士山.co.jp」。年代別に検索できるので、自分にあう雑誌をいち早く探せるでしょう。
大半の雑誌は無料で試し読みができるので「このファッションいいな!」と思ったら、その画面をスクショしてデータをどんどん貯めてください。
その後、カメラフォルダに貯まった画像を流し見したり、俯瞰して全体を見たりすると、自分の好きなファッションの傾向がわかってくるそうです。
自分の着たい服のイメージが湧いてきたら、ファッション雑誌のキャプション(服の値段や販売店などの詳細データ)をチェックしましょう。
そして、そのメーカーのオンラインショップで実際に商品を購入したり、店舗に足を運んで試着したりして「“着てみたい”を実現するのが大切」なのだそうです。
自分の気持ちを優先してあげると自信もみなぎってきそうですね!
Step2.顔まわりを華やかにする
次に池田さんは、リモートで講座や交流会を開催する機会が多い受講生に向けて、オンラインで意識すべきファッションのポイントを教えてくださいました。
オンラインではPC画面に上半身しか写りません。そのため大事なのは、顔まわりの印象です。
例えば、顔を華やかに見せるために明るいカラーの服装やメイクを意識する、動きやボリューム感を出すために大きめの襟やリボンがついたデザインの衣装を選ぶなど…。
ほかにも、オンラインだからこそインテリアや相手(カメラ)との距離感を配慮するのもオンラインでは大切とのお話でした。
Step3.小物をうまく取り入れる
そして、小物をうまく取り入れるのもファッション上級者になる秘訣。
オンラインは映り込む範囲が狭いので、小物が一つあるだけで見栄えが大きく変わるそうです。
池田さんがおすすめする小物は、少し大胆なジュエリー。華奢なものだと、ブルーライトの影響も重なって見えづらくなるからです。
そのほかにも、スカーフやカーディガンといった首にまくアイテムをうまく取り入れていくと良いでしょう。
公開ファッションチェック
さらに、今回の講義では公開ファッションチェックも行われました!
着たいもの身にまとって自分を満たしてあげる
まずは、オンラインでママ向けの子育て講座を販売している質問者から寄せられた、ママたちから「真似したい!」と思ってもらえるような服装にする方法について。
これに対し池田さんは「着たいもの身にまとって最初に自分を満たしてあげるべき」とアドバイス。
忙しくて自分のことに手がかけられていないママたちは、心の中では「おしゃれも子育ても両立したい」と思っています。
そのなかで、着たいものを着てイキイキしている姿を見せていくと「この服、素敵!」と思ってくれる人がかならず現れるとのこと。
周りを喜ばせるためには、まず自分を満たしてあげることが大切なのですね!
周囲の目を気にせず興味のあるファッションテイストに挑戦してみる
続いてヨガとファスティングの講師をされている受講生から「年齢や職種にあったファッションにすべきか?」とのご相談です。
これを聞いた池田さんは、そもそもファッションは人に合わせる必要はないと断言。
そのうえで「周囲の目を気にせず興味のあるファッションテイストに挑戦すべき」と答えておられました。
質問者はレディーガガさんや冨永愛さん、土屋アンナさんなど独自性のある自立した女性に憧れがあるとのこと。
池田さんは「その人たちのファッションスタイルを研究して自分のファッションに取り入れていきましょう!」とアドバイスされていました。
自分が着ていて「心地よい」「しっくりくる」という感覚や感情を大切にしたいですね!
受講者の声
今回、受講生からはファッションに悩む声が多く寄せられていました↓
ファッションは好きですがブランディングを意識すると考えてしまう傾向がある…
40代後半で大人女性のファッションを楽しむポイントを聞きたい!
かっこよく見られたいと思い、黒い服ばっかり選んでしまう…。
池田さんの辛口アドバイスを聞いて自分のファッション軸が見えた方も多かったのではないでしょうか?
自分のビジョンを表現するファッションに、ぜひトライしてみてくださいね!
まとめ
今回はCMM大学第17回水曜講義「ファッションチェック付き!今日からダサ子を卒業する方法」をお届けしました。
最後に池田さんは「Fake it till you make it.」というアメリカで有名な言葉をシェアしてくださいました。「成功しているふりをし続けると、そのうち本当に成功する」という意味だそうです。
これをファッションに置き換えて、まずは自分が着たいものを身にまとっていきましょう!
そうすればファッションが自分を鼓舞したり、気持ちを盛り上げたりして自信を与えてくれ、成功に導いてくれるはずです。
池田絹代さん、このたびは素晴らしい講義を開催してくださり、本当にありがとうございました!