CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2024年3月6日（水）10:00より開催された、第28回水曜講義の様子をお届けします！
講師・栗原マミさんのプロフィール
今回の講師を務めるのは、クラフト教室をビジネスにつなげるノウハウを教えている栗原マミさん。
栗原さんは、さまざまな講師認定講座を運営する日本ペーパーアート協会で代表理事を務めていらっしゃいます。
元々看護師だった栗原さんは、就業時の経験から「障がい者施設での仕事がしたい」という強い想いを持っていたそうです。
そして2020年に、株式会社バトン（障がい福祉事業運営会社）設立という形でその夢を叶えました。
講師認定講座を運営することでしっかり成果をあげて資金を作り、ご自分の想いを実現した栗原さん。
今回の講義では講師認定講座を作るメリットや、ChatGPTを活用したカリキュラム作成術を教えてくださいました。
講師認定講座を作るべき理由
まずは、講師認定講座にするメリットを見ていきましょう。
そもそも講師認定講座とは、認定講師（民間資格）を養成するための講座のことで、運営者・受講生それぞれにさまざまなメリットがあります。
- 協会の会費や更新料で収入が自動化できる
- 自分の右腕となる講師を育てられる
- 受講生が経済的に豊かになる
- 卒業後、すぐに人に教えられるようになる
- 同じ協会に所属している他の講師の力を借りられる
また、受講生は習ったことを「できる」だけではなく「人に教えられる（再現できる）」ようになるため、学習定着率が高く、能動的に動ける人材を養成できる講師認定講座。
運営が軌道に乗るまでは大変かもしれませんが、やってみる価値は高いと言えます。
ChatGTPで魅力的な講師認定講座を作ろう
とはいえ「講師認定講座を新しく作るのは大変そう…」と思う方は多いでしょう。
そこで栗原さんは、ChatGTPを使って手早く講座を作る方法を教えてくださいました。
栗原さん直伝の方法を使えば、たったの3ステップで魅力的な講師認定講座を作れるそうです。
早速、詳しいやり方をみていきましょう！
STEP1．ChatGTPを司る人工知能（AI）に「役割」を与えて講座のベースを作る
まず、ChatGTPの頭脳であるAIに「何をして欲しいか」を伝えるのが講座作成のファーストステップ。というのも、単に問いかけをしただけでは、ChatGPTが詳しい返答をしてくれないからです。
例えばダイエットコーチを養成する講座を作りたいなら、はじめにAIに以下のような役割を与えましょう。
あなたは、身長155㎝、50代で運動嫌いの主婦の方に、半年間で60Kgの体重を50Kgに近づけるダイエットの指導ができるスペシャリストです
そのうえでChatGPTに「指導できそうですか？」と問えば、しっかりとした指導法が返ってくるそうです↓
あとは、ChatGPTの回答をベースに講座を組み立てていくだけです！
STEP2．複数人で運営できる講座にブラッシュアップする
続いて「一人で運営するオリジナル講座」から「複数人で運営する講師認定講座」に移行するために、「ひとりで対応できなくなった場合の対処法」をChatGTPに問いかけます。
具体的には、以下のように質問すると良いとのこと↓
最近クライアントさんが増えてきて、私一人では対応できなくなりました。何か良いアイデアはありますか？
この質問に対するChatGPTの回答例はこちら↓
講座の運営体制を整えるために、上手にChatGTPを活用していきましょう。
STEP3．「講師認定講座」の作り方を一緒に考えてもらう
最後に、講師認定講座を作るために必要なことをChatGPTに質問しますが、ここでは米国で作られたAIに「講師認定講座」という言葉の意味を正しく伝えるのがポイント。
栗原さんは「インストラクターを養成するために必要なことは何ですか？」と問うようにしているそうです。
ChatGPTに投げかける質問例↓
個別にカスタマイズする代わりに、異なるレベルや目的に合わせた標準化されたダイエットプログラムを作成し、それをベースにクライアントに提供することができます。
これを活用してインストラクターを養成することに決めました。インストラクターを養成するのに必要なことは何ですか？
ChatGPTの回答例↓
加えて、カリキュラムを作る際には、どのレベルの講師を育成したいのかを考えるのが重要とのこと。
単に「人に教えられる講師」を育てれば良いのか、「自分の右腕として働いてくれる講師」を育てたいのかでは、教えるべき内容が違うからです。
ChatGPTを活用すれば、どの階層の講師でも難なく育成できるカリキュラムが作れそうですね！
受講者の声
今回も受講生の皆さまから、たくさんの声が寄せられました↓
ちょうど養成講座の見直しをしてたところなので、助かりました！
新しい道に進めるよう、背中を押されました。本当にありがとうございます！
何の専門家なのか？の部分はChatGTPに具体的に伝えるんですね。とても分かりやすく、参考になりました！
栗原さんの説明を聞いてChatGTPをより身近に感じてくださった方が多く、新時代の幕開けのような期待と希望に満ち溢れた空気が漂っていました。
まとめ
今回はCMM大学第28回水曜講義「オリジナル講座から講師認定講座へ！ChatGPTを使った時短のカリキュラム作成方法」をお届けしました。
オリジナル講座から講師認定講座に移行すれば、自分の収益は自動化でき、生徒も経済的に豊かになれます。
また、お互いに高めあう講師仲間ができれば、やりがいも増えるでしょう。
皆さまも上手にChatGTPを利用して、ご自身の講座のレベルアップを目指してみてください。
最後に、栗原マミさん、このたびは素晴らしい講義を本当にありがとうございました！