CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2024年6月26日(水)10:00より開催された第35回水曜講義の様子をお届けします。
講師・大野さくらさんのプロフィール
今回の講師は「敏感さんのライフセラピスト」「愛されインスタビジネスコンサルタント」として活躍する大野さくらさんです。
一度は「介護職で働く」という夢を叶えて福祉介護施設に入社したものの、緊張が絶えない日々と激務から体調を崩し、わずか1年で退職した経験をお持ちの大野さん。
学生時代からの夢はそこで終わってしまいましたが、転職したことで心に余裕が生まれ「Instagramで発信してみよう」という気持ちになったそうです。そして、まずは誰かの名言を書いた手書き文字の画像を投稿してみることに。
すると、フォロワーから徐々に相談が寄せられるようになり「ファンの気持ちに応えたい!」と考えた大野さんは、ご自身の言葉で発信するようになりました。
このときの大野さんの想いを綴った「#さくらのことのはレター」がビジネスの糸口となり、現在はInstagramのフォロワー数2.8万人のインフルエンサーとして活躍されています。
そして本格的にビジネスを学ぶため、マイメッセージを受講してCMM第5期に入会。現在はInstagramだけでの収益化を実現した他、敏感さんのためのコミュニティも開催されています。
今回は、そんな大野さんから「愛されインスタの作り方」を教えていただきました。
Instagramは「最強のビジネスツール」
講義の冒頭で「インスタは最強のビジネスツール」とおっしゃる大野さん。
Instagramの使い方をマスターすれば、セールスが苦手な方もビジネスで大きな成果を出せるそうです。
まずは、Instagramの特徴からみていきましょう。
◆Instagramとは?
Instagram(インスタ)は、Meta社が展開するSNSサービス。さまざまな配信方法があり、日本国内の月間利用者数はなんと6,600万人以上(2023年12月時点)と言われています。
そんなInstagramの特徴は、画像や動画での投稿がメインとなるため視覚と聴覚の両方に訴える発信が可能なこと。つまり発信者のこだわりや、作り込んだ世界観に共感してもらいやすいSNSだと言えるでしょう。
ここで大野さんは、Instagramがビジネスに向いている理由を4つ教えてくださいました↓
- 寝ている間にもフォロワーが増える
- 他のSNSやメルマガと幅広く連携できる
- 何をしているときでも情報を届けてくれる
- 写真や文字、動画で喋っている投稿など、さまざまな配信方法がある
さらに、現在のInstagramは初心者でも投稿が伸びやすいような仕組みが取り入れられているため、誰にでも視聴回数を伸ばすチャンスがあるのだそうです!
◆Instagramの主な発信機能4つ
そして、Instagramの主な発信機能はこちらの4つ↓
発信の種類 | 特徴 |
---|---|
1.フィード投稿 | 最大15枚までの画像や動画による投稿 ビジュアルを重視して作られることが多い ファッションアカウントなどに向いている |
2.リール投稿 | 現在のInstagram発信でトレンドとなっている動画投稿 最初の2秒で興味を惹くことが肝心 教育動画や、ライブ配信のアーカイブなどを投稿する人も多い |
3.ストーリーズ | 24時間で消えてしまう投稿 投稿のハードルが低く、投稿者の人柄を伝えやすい Instagramのコンテンツの中で唯一、他のSNSなどへのリンクが貼れる |
4.ライブ配信 | リアルタイムの動画配信 人柄がそのまま伝わるので、視聴者との信頼関係が築きやすい 「投げ銭ツール」があり、その場で収益にもつなげられる |
とはいえ全ての機能を使う必要はなく、自分が発信しやすい方法を選べるのが嬉しいところです。
まずは「自分が何者なのか」「どんな想いを抱えているのか」などを発信し、ファンを増やしていきましょう。
集客に向いているのは「ストーリーズ」と「ライブ配信」
また、Instagramで集客をするには「サービスの内容よりも、あなたに興味を持ってもらうことが大事」と大野さんはおっしゃいます。
そのために、大野さんがおすすめする投稿方法は「ストーリーズ」と「ライブ配信」とのこと。
というのも、これらは見るためにアイコンをタップするひと手間がかかるので、自分に興味がある方が集まり、集客の見込みが高くなるからです。
ここからは、それぞれの特徴と活用方法を学んでいきましょう。
◆ストーリーズの機能を活かす
まず、ストーリーズは投稿後1日で消えてしまうコンテンツですが、その分リアルタイムの想いが伝わります。
さらにリアクションスタンプや質問箱などの機能があり、見た人が発信に参加しやすいのも特徴。そのため、ファンからの反応をリサーチするにはストーリーズが最適なのだそうです。
たしかに、フィード投稿にコメントを書くよりも、リアクションスタンプを押すだけのほうが気軽に参加できますね。
ここで大野さんは、ストーリーズ投稿のポイントを教えてくださいました↓
なお、大野さんはストーリーズ投稿で、その日のお弁当を公開しているそうです。そこに注目して「お弁当が楽しみ!」「親近感が持てました!」とファンになってくれる方もいるのだとか。
ストーリーズの機能を上手く活用し、ファンとの交流を広げていきましょう!
◆ライブ配信作りの基本
次はライブ配信です。こちらは、直接話しかけるなどのリアルタイムなやり取りができ、もっとも信頼関係が築きやすい機能。また細かい準備や編集が必要ないため、簡単に始められるのも特徴の一つです。
ここでも大野さんは「ファンを増やすライブ配信作り」の基本的テクニックを教えてくださいました↓
商品のリリースや受講生募集のお知らせはもちろんですが、プレゼント企画や抽選会のようにファンが一緒に楽しみやすいライブを企画すると良いそうです。
喜びや興奮をリアルタイムで共有できると、親近感が増しますね。
売れるを叶えるキーワード「一緒に作る!」
Instagramで成功されている大野さんですが「集客やセールスが苦手」だとおっしゃいます。
そんな大野さんが最後に教えてくださったのが、自然に売れるInstagramを作るためのキーワード「一緒に作る!」です。
企画から制作までをファンと共有しながら進めていくことで、一緒に盛り上がっていけるのだとか。
具体例として、大野さんは2冊連続で完売した「私のトリセツ手帳」作成時の施策を紹介して下さいました。
- こういうものを作っています!とストーリーズでアピール
- 「自分の想い」を存分に書いていく
- 「楽しみ!」「気になる!」というお声をもらう(この時点ですでに盛り上がりが作れる)
- 内容の一部を「ファンのみんなと考える」という企画にする(ライブ配信で企画会議、ストーリーズでアンケートやお悩み募集など)
- いただいたお声を都度ストーリーズなどに掲載し、さらに盛り上げる
- 制作の途中でライブ配信し「一緒に作ってる感」を高める
- リリースや編集の時間は早めにお知らせし、直前にライブ配信をする
- 「先着〇名様にプレゼント」のような企画でより盛り上げる
- 「一緒に作ってくれてありがとう!」の気持ちがファンの方が購入することにつながる
また、コンテンツが完成した暁には、その喜びを「ストーリーズ」や「ライブ配信」で発信し、興奮や達成感をファンと共有しているそうです。
大野さんの手帳作りのように「自分も関わっている」という一体感が濃いファンを増やし「欲しい!」という想いにつながります。
皆さまもぜひ、周りを巻き込んで一緒に盛り上がれる企画を作ってみてください。
受講者の声
今回も受講生の皆さまから、たくさんの声が寄せられました。
私もすぐに実践してみたいことがたくさんありました!
ファンづくりの意識が一緒に作るという意識に変わりました。勉強になりました!
インスタ=集客ではなく、一緒に作っていくという視座を学べて、とても暖かい時間でした!
ちゃんとしたものを作ろうとするあまり、軽く投稿できなくなっていたのですが、もっと軽やかに素の自分を出していこうと思いました!
皆さま、今日のさまざまな学びから、すぐに実践できるヒントを得られたようです。
まとめ
今回はCMM大学・第35回水曜講義「愛されインスタの作り方」をお届けしました。
Instagramは、ファンの想いをサービス購入意欲につなげる最強のビジネスツールです。皆さまも自分の想いを投稿して、新たなビジネスチャンスを広げていきましょう。
最後に、大野さくらさん、この度は素晴らしい講義を本当にありがとうございました!