CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2024年8月7日(水)10:00より開催された、第38回水曜講義の様子をお届けします!
講師・高橋早紀さんのプロフィール
今回の講師は「ご縁を繋ぎ、愛を循環させる」を使命に掲げ、現役アナウンサーとして活躍する高橋早紀さんです。
夢を叶えてアナウンサーになった高橋さんですが、順調だったのは最初だけ。30代に入ると仕事が激減したそうです。
そこで話し方教室を始めたものの、集客に悩んでいた高橋さん。Instagramの運用も上手くいかず「今はインスタライブを教えるライフプロデューサーをしているけど、当時はインスタライブが大嫌いだった」とおっしゃいます。
そんな高橋さんが変われたきっかけは「“アナウンサーだから話し方教室”は安易すぎる」という実歩さんの一言でした。天啓とも言えるアドバイスを受けた高橋さんは、自分が何をすべきなのかを知るために、もう一度インスタライブに向き合ったそうです。
アナウンサーの高橋さんにとって、画面に向かって話すこと自体は難しくありません。毎日インスタライブを続けるうちに、少しずつ「ライブのやり方を教えて欲しい」という人が集まり、現在の「ライブプロデューサー」という仕事につながったのです。
今回は、そんな高橋さんがインスタライブで「モテる起業家」になる秘訣を教えてくださいました。
起業家として「モテる」とは?
講義の冒頭で「“モテる起業家”とは、同じ目線で周囲を巻き込み周りを引っ張っていく力がある人」とおっしゃる高橋さん。例えばクラスの人気者のように、周囲を引きつけて共に歩む力を持っているのが「モテる起業家」なのだそうです。
一方、SNS集客でよく耳にするのは「ファン化」という言葉でしょう。この「ファン」とはアイドルやタレントのように憧れる存在で、上下関係のある存在です。
高橋さんが伝えているのは、カリスマとして君臨するのではなく、みんなを巻き込みながら引っ張っていく「モテる起業家」になる秘訣。
起業家としてモテると「集客の苦しみから解放され、人の役に立っている実感があり、ビジネスが楽しくなる!」と高橋さんはおっしゃいます。
高橋さんが教えてくださった「モテる起業家」になるためのインスタライブを早速、見ていきましょう。
思い込みを捨てて気軽にインスタライブ!
「モテる起業家」になるためにはインスタライブを活用して、視聴者と信頼関係を築かなければなりません。
しかし、以下のような考えにとらわれる方も多いでしょう。
- 上手にしゃべらないといけない
- 価値提供しないといけない
- 視聴者を集めないといけない
高橋さんは「これらは、どれも要らない思い込み」だとおっしゃいます。
では、どんなインスタライブをすれば良いのか。高橋さんはポイントを2つ教えてくださいました。
1.くだけた口調でおしゃべりをする
まず「きれいに話す必要はない」と高橋さんはおっしゃいます。むしろ、友達と話すように、少しくだけたおしゃべりをするほうが良いのだとか。
というのも、くだけた口調のほうが視聴者に距離を感じさせず、コメントなどで参加しやすいインスタライブになるからです。
実際、高橋さんのインスタライブでは、アナウンサーのきれいな話し方で価値提供をしていたときより、気軽なおしゃべりをするようになってからのほうが、視聴者やコメントが増えたそうです。
「モテる起業家」になるためには、近い距離感のインスタライブで、視聴者との時間をしっかり共有する必要があるのですね。
2.インスタライブは「聴く場」
次に、インスタライブを「聴く場」にすることが大切です。視聴者が「話しやすい」「相談しやすい」距離感をつくりましょう。
特に視聴者が少ないときこそ、じっくり対話して信頼関係を築くチャンスです。
例えばお茶会でも、参加者が30人も居たら気後れする方もいるでしょう。しかし参加者が3人であれば、近い距離感で気軽に発言できるに違いありません。
つまり、視聴者が少ないのは悩むべき問題点ではなく、リサーチにぴったりの機会ということ。
そして、この視聴者が話しやすい距離感を、高橋さんは「ライバーは、行きつけのBARにいるマスターのようなもの」と表現します。
お客さまの人数にかかわらず常にオープンしているBARのマスターのように、いつでもお客さまの話を聴くつもりでインスタライブを楽しむことが重要なのだそうです。
インスタライブで得する人・損する人
さらに高橋さんは「インスタライブでは、得する人と損する人がいる」とおっしゃいます。
まず、得するのはコミュニケーションが目的で頻繁にインスタライブを行う人。そして、損するのはローンチや集客のタイミングでしかインスタライブをしない人だそうです。
インスタライブを楽しんでいる人の周りには自然と視聴者が集まり、信頼関係が築かれ「モテる」ようになるでしょう。一方、集客や告知のときだけインスタライブをする人は「売りたい」という気持ちが前に出てしまい、視聴者には敬遠されがちです。
「結局、信頼関係が根底になければ、何を言っても説得力がない」とおっしゃる高橋さん。インスタライブで人を集めるためには、友達とおしゃべりをするようにコミュニケーションを楽しむことが大切です。
「モテる起業家」になれば、自ずとサービスを購入してくださるお客さまも増えていきます。集客や価値提供にとらわれず、視聴者との時間を共に楽しみながら、信頼関係を築くインスタライブを開催しましょう。
受講生の声
今回も受講生からたくさんのコメントが届きました↓
きれいに話さなくていいとわかり、ハードルがさがりました!
気持ちが軽くなり、さっそくインスタライブをやりたくなりました!
いきつけのBARのマスターのように、私もインスタライブを始めてみます!
皆さまインスタライブへの気負いがなくなり「すぐやってみよう!」という意気込みが感じられます。
まとめ
今回はCMM大学第38回水曜講義「インスタライブでモテる起業家に!ファン化を超える新しいアプローチ」をお届けしました。
講義の最後に高橋さんは「スマホの先には人がいることを意識し、インスタライブをコミュニケーションの場として楽しんでください」とおっしゃいます。
「視聴者が何を求めているか?」を考えながらインスタライブを開催し、出会いとつながりを大切にしていきたいですね。
最後に、高橋早紀さん、このたびは素晴らしい講義を本当にありがとうございました!