ワンオペママでも成果が出せる!時間と心の余白を作る「仕組み化」術~CMM大学水曜講義~

CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び高め合う場として誕生したプラットフォーム。

月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。

CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。

本記事では、2025年2月26日(水)10:00より開催された第50回水曜講義の様子をお届けします。

講師・倉橋麻央さんのプロフィール

今回の講師は、ウェルネス起業プロデューサーの倉橋麻央さんです。

2020年に製鉄プラント会社を退職して起業した倉橋さん。会社員時代にプロジェクトマネージャーを務めていた経験を活かして早期にビジネスをチーム化し、2024年には法人化を果たしました。

現在は「家族や理想のライフスタイルを大切にしながらも、専門性を活かして活躍する人生を叶えて欲しい!」というミッションを掲げ、ご自身の専門性と知識を活かして活躍しておられます。

今回は、企業の代表取締役、分子栄養学カウンセラー、潜在意識コーチとさまざまな顔をもちながら2人の子どもを育てるママでもある倉橋さんが、ビジネスと子育ての両立に欠かせない仕組み化について教えてくださいました。

時間と心の余白を作る「仕組み化」術

倉橋さん曰く、仕組み化とはルールを決めること。

自分の時間を全てビジネスに費やすのが難しい女性起業家は、まず仕組み化の対象を家事、子育て、タスク処理、集客動線の4つに分類すると良いそうです。

分類が終わったら、それぞれの項目について以下の点を決めていきましょう↓

  1. 何に、誰が、どこに、どれくらい労力をかけるか
  2. 動線・流れ
  3. やらないこと

倉橋さんは4つの分野それぞれで仕組みを作る方法を、ご自身の体験を交えながらお話しくださいました。

1.家事の仕組み化

家事を仕組み化するために必要なのは、家族との話し合いです。仕事に集中する時間が欲しいことを、しっかり家族に伝えましょう。みんなで話し合ってやるべき家事を分担すれば、時間の余裕は作れます。

倉橋家の分担例↓
  • 炊飯、食卓吹き、ペットの散歩→長女(小学校5年生)
  • 食器洗い→夫
  • 食器の片付け→次女(小学校1年生)
  • ペットのトイレ→倉橋さん又は次女

倉橋さんは家事の分担を決める際に、どのような仕事があるのかを挙げてリスト化し、それぞれの担当者を挙手性で決めたとのこと。家族それぞれの自主性を尊重したため、全員が積極的に家事に取り組むようになったそうです。

自分の役割が明確になっていると動きやすいのは、仕事だけでなく家事も同じです。しっかり家族と話し合いをして、余裕を持てる仕組みを作り上げましょう。

2.子育ての仕組み化

次に、子育ての仕組み化です。

子育てで倉橋さんが一番大変だと感じたのは習い事の送迎だったため、姉妹をまとめて同じ曜日の同じ習い事に通わせることにしたそうです。それだけで、ほかの曜日が楽になり、まとまった時間をとれるようになりました。

また学校の宿題は親が答え合わせをする場合も多いのですが、子どもの年齢とともに宿題の難易度が上がり、答え合わせが負担になってきたときは、担任の先生に「難しくてできない」と相談したとのこと。すると、親が答え合わせをしなくても良くなったのだそうです。

学校や先生によって対応の違うケースは多いものの、倉橋さんのように学校に相談してみるのも一つの手段でしょう。

そして、家事と子育てを仕組み化することで「心と時間に余白ができ、家族の絆が強くなった」とおっしゃる倉橋さん。家庭が上手く回れば、自分の時間も家族との時間も増やすことができ、仕事もプライベートもより充実したものになるのです。

3.仕事の仕組み化

そして、仕事も仕組み化します。とはいえ「クライアントワークを手薄にしたくはない」と考えた倉橋さんは、タスク処理の仕組み化を取り入れました。

倉橋さんが行ったのは、脳内にあるタスクを手書きでノートに書いていくこと。気になることを脳内に残していると、エネルギーを無駄に消費してしまうからです。

タスクをどんどん書き出して終わったものから消していけば、自分のやってきたことが見えて達成感があるうえ、「タスクを忘れたらどうしよう…」「他にもやることがあるんじゃないかな?」などと考えることもなくなるため、リソースの無駄遣いを避けられます。

さらに倉橋さんは、音声入力やChatGPTなどの時短ツールも積極的に取り入れているとのこと。これらの仕組みを取り入れたことで、仕事の進むスピードが1.5倍ほどアップしたそうです。

4.集客動線の仕組み化

最後は、ビジネスに最重要とも言える集客動線の仕組み化です。ここではマーケティングファネルに沿って、集客の入り口から出口まで一直線につながる一本道をイメージすると良いとのこと。

倉橋さんのマーケティングファネル

倉橋さんのマーケティングファネルでは、集客の主な入り口はSNSや広告。

そこからメルマガやLINEの登録をしてもらい、各プラットフォームで個別相談会のご案内をして、商品(講座)の販売につなげます。

さらに、講座の卒業生専用のコミュニティを用意し、一度つながったご縁を途切れさせない仕組みを整えているそうです。

流れるように進む仕組みを作るのは大変な作業ですが、きれいな一本道ができれば集客に対するハードルがグッと下がります。小さく実行して改善を繰り返しつつ、お客さまが迷わずに進める道筋を作っていってください。

受講者の声

今回も受講者の皆さまから、たくさんのコメントをいただきました↓

ママが賢いと、家族みんながあったかいチームになりますね♪

ポイントはまとまった時間を作ること!

ちょうど広告をかけようと思っていたので、とても参考になります!

みなさま、自分の生活や仕事を見直す良い機会となったようです。

まとめ

今回はCMM大学・第50回水曜講義「時間と心の余白を作る“仕組み化”術」をお届けしました。

仕組みを作るのは大変ですが、ずっと忙しくバタバタしていては成果が出ません。

ぜひ仕組み化に取り組んで、時間と心に余白を作りましょう。理想のライフスタイルや家族の時間を大切にしながら成果をあげられるようになってください。

最後に、倉橋麻央さん、このたびは素晴らしい講義を本当にありがとうございました!

倉橋麻央さんのメディアはこちら↓
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