CMM大学は、鈴木実歩さん主宰の継続サロン「CMM」のメンバーが、ビジネスが飛躍する専門知識を学び深める場として誕生したプラットフォーム。
月2回の水曜講義では、各分野の専門家からビジネスに役立つ高い見識を得られるとともに、学びや気づきをアウトプットしCMMメンバーと交流する時間も設けています。
CMMのサロンメンバーが講師を務めるCMM大学。
本記事では、2023年2月8日(水)13:00より開催された、第2回水曜講義の様子をお届けします!
講師・水葵暁子さんのプロフィール
今回の講師は、SNSライティングとビジネスマインドの専門家として活動している水葵暁子さん。
20代後半からフリーライターとして活動していた水葵さんは、2016年2月、43歳の時にメンタルコーチの事業をスタートさせました。
とはいえ、当時はメンタルコーチとしての経験も人脈も無かったとのこと。40代に突入してから全く新しい分野に参入されるとは…その行動力には目を見張るものがありますね!
今ではセミナーの開催回数は250回超え、ビジネスマインドの専門家としてサポートした起業家の人数は3,500名以上という実績を誇る水葵さんですが、「初めはお客さまが一人もいなかった」とおっしゃいます。
今回の水曜講義では、そんな水葵さんが起業初期にぶつかりがちな3つの壁と、その乗り越え方について教えてくださいました。
壁1.人の目が気になって投稿できない
起業初期に陥りやすい1つ目の壁は、人の目が気になって投稿できないことです。
知り合いの目が気になるあまり、ブログやSNSで顔を出さなかったり、あえて覚えにくい名前にしたりしている人は多いでしょう。
実は水葵さんも、起業初期は自分が投稿しているとバレないように工夫しながら発信していたそうです。
つまりこれは、水葵さんご自身が最初にぶち当たった壁だったとのこと。
そこで、まずは人の目が気になって投稿できないときの解決方法を教えてくださいました。
◆とにかく「続ける」
壁を乗り越えるためには、継続していくことが重要だとおっしゃる水葵さん。その裏付けとして、実際にあったエピソードを紹介してくださいました。
それは、周囲に自分だとバレないように気をつけながらも投稿を続けて、3ヶ月ほど経過したときのこと。
それまで水葵さんの投稿に「いいね」やコメントを一切していなかった人から、同時に複数の問い合わせがあったのです。
このことからブログやSNSで投稿を続けていれば、たとえ反応がなかったとしても見てくれている人は必ずいると確信した水葵さん。
なお、現在お客さまがいない方は「“自分の変化”を書いていくといい」と水葵さんはおっしゃいます。というのも、特に女性は変化に興味を持ちやすいから。
自分の経験や商品がもたらした変化を投稿すれば、お客さまも「商品を購入した後の未来」を想像しやすくなりますね!
◆投稿は「情報のプレゼント」と考える
そして、情報を発信する際は、相手にプレゼントを贈るつもりで書くことが大切だとおっしゃる水葵さん。
実際、友人にプレゼントをあげる際「これをあげたら喜ぶかな」「どんな顔で喜んでくれるかな」と考えながら選ぶでしょう。そのときと同じ感覚で投稿すれば、情報を必要としてくれている方に必ず届きます。
そうして常にお客さまが喜ぶことを考えながら投稿を続けていくと、見てくれる人も自然と増えてくるとのお話でした。
壁2.価格改定したいけど値上げできない
起業初期に陥りやすい2つ目の壁は、価格改定したいのに値上げできないことです。
多くの起業初心者が値上げできない理由は、主にこちらの2つ↓
- 自分に自信がない
- 商品に自信がない
これらの問題を解決することで、壁を乗り越えられると水葵さんはおっしゃいます。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
◆自分に自信をつけよう!
まずは「自分に自信をつけることが大事」とおっしゃる水葵さん。
例えば、以下のような行動を起こすのが良いそうです↓
- セッションの練習を重ねる
- 講座内容を誰かに見てもらってフィードバックを受ける
どんなに頭で考えても、自分に自信はつきません。目の前にいる人の変化を感じたり、感想をもらったりしてブラッシュアップを重ねることが自信につながるのです。
たとえ小さな行動であっても「今できることを全力で行っていけば、必ず変化は生まれる」と信じてスキルアップを重ねていきましょう。
◆自信を持てる商品を作ろう!
また「ちゃんと成果が出るか不安だ」と感じる方は、自分の商品が持っている良いところを書き出すのが効果的とのこと。
頭の中で考えるだけではなく、紙に書き出すことで自分の商品の良さを視覚的に捉えられるからです。
自分自身が商品の良さを理解すれば「もっと高額で販売すべき」「売れないはずがない」といった思いが生まれてくるはず。すると、値上げに対する抵抗もなくなるでしょう。
また「この価格で販売するのは安すぎる」と思えるように商品内容をブラッシュアップするのも一つの手段とのこと。
常日頃から「良い商品を作ろう!」と心掛けることが、自信につながっていくのですね!
壁3.周りの起業家と比較して落ち込む
起業初期に陥りやすい3つ目の壁は、周りの起業家と比較して落ち込むことです。
起業初期は初めてのことだらけで、うまく事業を展開できずに落ち込む方もいるでしょう。そんなときこそ、周囲にいる起業家の活躍が目につきやすいもの…。
そこで水葵さんは、くじけそうになったときのマインドの切り替え方について教えてくださいました。
◆「昨日の自分」と比較する
まず「比べる相手は周囲の起業家ではなく、昨日の自分」とおっしゃる水葵さん。
そのためには、わかりやすい指針を用意すると良いとのこと。
例えば、今日中にやり遂げたいことを3つ決めて紙に書き出しておきます。実行できたものにチェックを入れると本日の成果を目で確認できるので、自分の成長を感じられるでしょう。
また、自分のやりたいことに集中していれば、人と比較する時間はありません。「今やるべきこと」に夢中で取り組んでいたら、周りを見る余裕がないからです。
せっかく起業したなら、わき目を振らずに自分の目標や夢に向かって突き進むことが大切なのですね!
◆「できた」を積み重ねる
さらに「できた」を積み重ねることも効果的だとおっしゃる水葵さん。
「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、小さな「できた」を積み重ねていくことで自己肯定感が上がって、人と比較しないマインドに切り替わるとのこと。
そのために大切なのは、こちらの要素です↓
センターピンとは、全体に影響を及ぼす重要なポイントのこと。1点に集中すれば、良い結果が全体に広がっていきます。
そして、寝る前に「目標に向かって進んでいる自分」を認識すること。自分の成長を感じられれば、自己信頼を獲得できるでしょう。
こうして1日の始まりと終わりに意識を持っていくことで「できた」を継続できるとのお話でした。
私たちは「起業した日からリーダー」である
そして「起業したその日から、私たちはリーダー」とおっしゃる水葵さん。
起業したての頃は「自分なんて、まだまだ」と思うことがあるかもしれません。しかし、有形無形にかかわらず有料の商品を買ってくれる人は、あなたに信頼を寄せているのです。
つまり、購入者から見たあなたは「道を示してくれる人」ということ。
また、お客さまの人数や起業年数は関係なく「何らかの商品を届ける立場になった時点で、誰かの未来を変えている」と水葵さんはおっしゃっていました。
全ての起業家はきちんとリーダーの自覚を持って、「プロの仕事」をしていくべきなのですね!
受講者の声
最後に、受講者からいただいた感想をご紹介します↓
CMMの環境が、私のラインになりつつあります。
落ち込むこともありますが、今日の暁子さんのお話で、自分の過去と比べて、自分だけの軌跡を作っていきたいと思いました!
CMMの成果報告は売上でなく自分の変化などを私も続けて書いていきたいと思いました。グループで毎週書かれていた方がいらして刺激になりました!
暁子さん、ありがとうございました。すべてに刺さりまくった90分でした。
この3つの壁については気付いていても話したことがなかったので、ここで皆さんと話せたことがとても心強かったです。
暁子さんの起業初期のお話がとっても学びになりました!小さなことを積み上げてコツコツやっていきたいと思います。
たくさんのコメントをくださり、ありがとうございます!
おかげさまで活気に満ち溢れた講義となり、水葵さんも大変喜んでおられました!
まとめ
今回はCMM大学第2回水曜講義「起業初期にやりがちな壁の乗り越え方」の様子をお届けしました。
「マインドで環境は変わる」とおっしゃる水葵さん。CMMに入ったからこそ仲間ができて、継続できるようになったと言います。
また「誰とやるか」で、自分の成長度合いも変化するとのこと。CMMでの出会いを大切に、これからも成長し続けたいですね!
最後に、素晴らしい講義を開いてくださった水葵暁子さん、本当にありがとうございました!